上村一夫。 おんなを描くことにこだわった天才絵師・上村一夫の世界

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上村一夫

「同棲時代」より 同棲時代という作品をご存知でしょうか?1972年に刊行されたこの漫画は当時大人気となり、映画化ドラマ化され、まだ社会的認知されていなかった同棲というものを世に広めたきっかけといわれています。 神田川なども同じ時代。 70年代の若者にとって、共感を覚える新しいライフスタイルだったのかもしれません。 この作品の作者である 上村一夫 は、イラストレーターから漫画家へ転身し、竹久夢二を連想させるような物憂げな女性像と独特の劇画タッチを確立した漫画家です。 本書は、丁寧な作品解説や原画なども掲載しながら、誕生から逝去までを時系列で並べ、上村一夫の仕事を俯瞰できる内容で、ファンのための本でもありながらも、上村一夫を知らない方の入門編としてもおすすめできる一冊です。 1974年当時、一巻のみ発売されただけで単行本としては未刊のままになっていた本作を、40年の時を経て、上村一夫ビブリオテークが上下巻セットの完全版として刊行したもの。 離婚歴があり、女手ひとつで娘を育てる主人公・夕子が銀座の小さなクラブを舞台に繰り広げる、なんでもない日常と人間模様を淡々と描いた名作です。 映画でも小説でも、物語として大きな動きがない、しかしながら主人公の心の移ろいを丁寧に描いた作品というものに、なぜか心惹かれます。 この離婚倶楽部もそんな作品の一つ。 上村一夫の詩情溢れる絵は、平凡な物語もまるで映画のように輝かせます。 夜のおんなのたくましさと心に秘めた哀しさを、丁寧に描きます。 一コマ一コマの表情や、随所に出てくる連続したコマ割りと俯瞰した構図は映画を見ているような気分になります。 バーテンダーの健ちゃんと別れた旦那の間で揺れ動く女心や、小さな我が子を母に預けて夜の世界で生きていく決意など、物語はあくまで淡々とした日常。 だからこそリアリティがあります。 銀座に行ったら会えるんじゃないかと思うぐらい。 読んでいるうちにすっかり好きになってしまった、主人公・夕子の年齢設定は25才だということに後で気がつきました。 70年代あたりと2016年の現在では、年齢の違和感がかなりありますね。 当時の25歳は今の35歳ぐらいの差を感じます。 今の時代にここまで哀愁漂う25才はいないのでは? 本書は通常版と特装版の2バージョンありますが、こちらは布張り特装版。 内容だけでなく造本も含めてお楽しみ頂けます。

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【代官山 蔦屋書店】「昭和の絵師」と呼ばれた漫画家、上村一夫のART Exhibition 「manazashi」開催!

上村一夫

来歴 [編集 ] に生まれる。 、デザイン科を卒業。 大学4年生の時に半年間アルバイトで勤務していた・のとして広告制作に携わる。 宣弘社にてテレビの絵コンテを描いていた上村の隣のデスクに座っていたのが生涯の友人であるである。 、の雑誌『』風のパロディ漫画『カワイコ小百合ちゃんの堕落』を『月刊タウン』創刊号に発表。 これが漫画家としてのデビューとなる。 には、としても活動していた阿久と組み、『』にて『パラダ』の連載を開始。 本格的な漫画家活動に入る。 1985年11月、下咽頭腫瘍で入院。 1986年1月11日、死去。 45歳没。 2013年4月、神楽坂artdish にて上村一夫原画展「花の輪廻」開催。 トークイベント 『科学の子とエロスの子〜愛娘トークナイト〜神楽坂の夜は更けて』が行われた。 科学の子とはの長女の、エロスの子は上村の長女、上村汀である。 2014年6月〜7月、にて『漫画家 上村一夫の世界 〜昭和の絵師と呼ばれた男〜』展開催。 2017年1月、にて「離婚倶楽部」が遺産賞を受賞。 2017年8月、日本テレビ系「、 」内にてその人生の一部も紹介された。 人物・エピソード [編集 ] 宣弘社時代の同僚であった阿久悠は、上村を「生まれて初めて出会った天才」と評している。 阿久は宣弘社時代にCMのなどを手がけていたが、上村のうまい絵を見てからは恥ずかしくなり絵が描けなくなったと述べている。 が得意で、東京で5番目にうまいと自称していた。 宣弘社時代には阿久が書いた詩に上村が曲をつけたこともあったという。 主な漫画作品 [編集 ]• 江戸浮世絵異聞・アモン(連載 1968 - 1969年)• 男と女の部屋(連載、原作: 1970年)• (ヤングコミック連載 1970-1971年)• マリア(漫画アクション連載 1971 - 1972年)• (連載、原作: 1972 - 1973年)• (漫画アクション連載 1972 - 1973年)• 雨靴物語(SMセレクト連載、(原作:梶山季之『』『性科学XYZ』「ブーツと長靴」 ) 1971年 ) - ゴムマニアで長靴フェチの女子高生が、大好きなピカピカのロング長靴を履いて悦ぶ。 劇画の掲載は男性風俗誌ながら、「女性セブン」に連載の原作を「女性視点」で官能的に美しく描く。 (ヤングコミック連載、原作: 1973 - 1974年)• 狂人関係(漫画アクション連載 1973 - 1974年)• 夢師アリス(ヤングコミック連載、原作:岡崎英生 1974年)• 離婚倶楽部(漫画アクション連載 1974 - 1975年)• 凍鶴(不定期連載 1974 - 1980年)• 悪の華(連載、原作:岡崎英生 1975年)• (連載、原作:阿久悠 1975年)• サチコの幸(漫画アクション連載 1975 - 1976年)• 淫花伝(漫画エロトピア連載、原作:・岡崎英生 1976 - 1977年)• 螢子(連載、原作: 1976 - 1977年)• 関東平野(ヤングコミック連載 1976 - 1978年)• 昭和一代女(Apache連載、原作: 1977 - 1978年)• ゆーとぴあ(ビッグコミック連載、原作: 1982 - 1985年)• 菊坂ホテル(小説王連載 1983 - 1984年)• 一葉裏日誌(不定期 1987年) 画集 [編集 ]• 『上村一夫 美女画集』 、2004年• 『上村一夫・画集「一枚絵」 (復刻原画イラスト集)』 、2008年• 『ヤングコミック・レジェンド 上村一夫 表紙画大全集』 、2015年• 『上村一夫 美女解体新書』 、2015年 エッセイ [編集 ]• 『同棲時代と僕』 広論社、1973年 共著 [編集 ]• 福島泰樹歌・上村一夫画 『歌画集叢書1 花刺客』 言游社、1979年 (限定501部) 出演 [編集 ] 映画 [編集 ]• (1973年、、特別出演)• (1974年、、アニメーション、グロスビー 役) ドラマ [編集 ]• (1974年、ゲスト出演、やくざの親分 役)• (1975年、レギュラー出演、品川巻次郎 役) レコード [編集 ]• 『坊やお空をごらん』の作詞不詳、『泣き虫おんな』の作詞 評伝・関連作品 [編集 ]• 松島利行・上村一夫 『上村一夫の世界』 、1973年• 久世光彦 「朧絵師の死 上村一夫」『昭和幻燈館』 、1987年 (のち、1992年)• 阿久悠 「ちょっとお先に」「あとがき」『ちょっとお先に』 河出書房新社、1996年• 山田裕二・増子真二 「上村一夫」『エロマンガ・マニアックス』 、1998年• 久世光彦 「上村一夫ってほんとうにいたのだろうか」『私があなたに惚れたのは』 主婦の友社、2002年• 阿久悠 「上村一夫」「無名のころ」「時代が来た」「われらの時代」『生きっぱなしの記』 日経ビジネス人文庫、2007年• 阿久悠+久世光彦 「昭和の絵師 上村一夫の世界(対談)」『久世光彦の世界 昭和の幻影』(川本三郎・齋藤愼爾編) 柏書房、2007年• 久世光彦 「港が見える丘」『ベスト・オブ・マイ・ラスト・ソング』 、2009年• 『リリシズム 上村一夫の世界』 、2011年 アシスタント [編集 ]• 葉原アキ 演じた俳優 [編集 ]• - 2017年放送の日本テレビ系「、 」(、) 出典 [編集 ]• 阿久悠 「上村一夫」『生きっぱなしの記』 日経ビジネス人文庫、2007年 [ 要ページ番号]• 2020年7月11日閲覧。 外部リンク [編集 ]• この項目は、・に関連した 書きかけの項目です。

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上村一夫

代官山 蔦屋書店(渋谷区猿楽町)では、2020年7月24日(金)~8月9日(日)の期間、CENTRO WMJ プロデュースによる、上村一夫・生誕80周年プロジェクトの一環として、アートエキシビジョン「manazashi」(眼差し)を開催いたします。 同氏の貴重な原画や愛用品、表紙を手がけた幻の書籍や雑誌、レコードジャケットなどを展示。 また、代官山 蔦屋書店とのオリジナル限定グッズや、いまや絶版になった書籍なども販売します。 詳細: その流麗な筆画から「昭和の絵師」と呼ばれた漫画家、上村一夫 1940-1986。 広告代理店でのイラストレーター時代に後の作詞家・阿久悠と出会い、劇画界へ。 1970年代初頭、代表作『同棲時代』が一大旋風を巻き起こし「同棲」は当時の流行語にもなりました。 月に400枚もの原稿を描き上げる一方、毎晩のように酒を飲んでは夜の街に繰り出す日々。 没後は国内にとどまらず、ヨーロッパを中心に翻訳版が出版され、原画も展示されました。 2017年にはアングレーム国際漫画祭にて『離婚倶楽部』が遺産賞を受賞。 今もなお各国で絶大な人気を誇っています。 映画化された『修羅雪姫』(原作:小池一夫、作画:上村一夫)に感銘を受けた、鬼才クエンティン・タランティーノ監督が、映画『キル・ビル』の中で、オマージュしたカットを作ったのは有名な話。 45歳という短い生涯を駆け抜けた上村の絵は、いま見ても息を飲むほど。 その独特の絵柄で描かれた妖艶な女性たちは、どこか切なさを秘めながらも、燃え上がる情念の華を咲かせています。 彼女達のまなざしにあるものは一体……。 代官山 蔦屋書店では、CENTRO WMJ プロデュースによる上村一夫・生誕80周年プロジェクトの一環としてアートエキシビジョン「manazashi」(眼差し)を開催致します。 同氏の貴重な原画や、表紙を手がけた幻の書籍や雑誌、レコードジャケット、そして愛用品などを展示。 また代官山 蔦屋書店とのオリジナル限定グッズや、いまや絶版になった書籍なども販売致します。 限定グッズに関しては、7月20日(月)より、代官山 蔦屋書店オンラインショップで発表予定() また今回はより上村一夫の世界を堪能できるように、2号館2階のカフェラウンジ「Anjin」のソファ席のガラスケース内に本人ゆかりの品々の特別展示も実施致します。 コーヒー片手にあなただけの上村一夫の特別な時間をお楽しみ頂けます。 上村一夫が遺した作品の世界に触れる特別な日常。 上村一夫を知っている人も知らない人も、上村一夫に出会ってみませんか。 CENTROオフィシャルサイト ()• プロフィール 上村 一夫 1940年3月7日、神奈川県横須賀市生まれ。 1962年、武蔵野美術大学デザイン科卒業。 在学中にアルバイトで勤めた広告代理店宣弘社で、阿久悠氏と出会ったことから劇画の世界に入る。 1967年、『月刊タウン』創刊号「カワイコ小百合ちゃんの堕落」でデビュー。 翌年、『平凡パンチ』連載の「パラダ』(原作・阿久悠)で本格的に劇画進出。 以後、「同棲時代」、「修羅雪姫」(原作・小池一夫)、「しなの川」(原作・岡崎英生)など叙情的な名作を次々と発表。 特に「同棲時代」は"劇画史に一時代を画した"と評されるヒット作品となった。 また、その流麗な筆画から"昭和の絵師"と称され、月産400枚の原稿を手掛ける多忙さを極めた。 1985年11月、下咽頭腫瘍で入院。 翌1986年1月11日、逝去。 享年45歳。 上村 汀 上村一夫の娘として、上村一夫オフィスを主宰。 上村作品の管理や復刻活動、そして公式サイトの運営を手がける。 子どもの頃には、多忙を極めた父親とはすれ違いの生活を送り、互いに何をしているのかまったく知らずに過ごす。 男女の性愛を描く父親に嫌悪感を抱いていたが、父親が亡くなってから初めて、代表作の「同棲時代」を読んで大粒の涙を流す。 主人公に自分を重ねて、父の才能と繊細さに脱帽。 自分の作品が残っていくかを気にかけていた父のために、人任せにしていた復刻の仕事を始めることになる。 店舗概要 代官山 蔦屋書店 住所:東京都渋谷区猿楽町17-5 電話番号:03-3770-2525 営業時間:9:00~23:00 ホームページ: Twitter:@DAIKANYAMATSITE Instagram:daikanyama. tsutaya オンラインショップ:.

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