子ども 食堂 ボランティア。 こども食堂とは?目的やメリット、これからの課題、支援方法などについて解説

子ども食堂の目的とは?【デメリット・メリットについて深掘】

子ども 食堂 ボランティア

地域のボランティアや自治体がメインとなって、無料または100~300円ほどの低料金にて子供たちに食事提供をするコミュニティの場であり、現在では全国各地、約2300ヶ所で行われている「子ども食堂」。 この数年で急増しているようですが、まだ一度も行ったことがない、目にしたこともないという人も多いはず。 今回は、そんな子ども食堂について、その目的や問題点などをまとめてみました。 普及する子ども食堂~その目的とは? まずは、子ども食堂がどのようにして始められたのか、どのようなことを目指しているのかをご紹介していきます。 子ども食堂の始まり その始まりは2012年、東京都大田区で「気まぐれ八百屋だんだん」を営んでいた近藤博子さんが、朝食や夕食を当然のように取れていない子供たちの現状を知り、立ち上げたことにあります。 現社会で隠れている貧困に対し、近藤さんが自身でできることを「子ども食堂」として始めたそうです。 そこから、東京都豊島区での子ども支援ネットワーク、「」で取り入れるようになり、子ども食堂が全国各地に広がっていきます。 子どもの貧困率16%超~子ども食堂を貧困対策に 現在、6人に1人の子どもが、目にできない貧困に陥っているとされています。 その対策のために、食事を満足に取れない子供たちを対象とした子ども食堂は、料理をする人や食材提供者などの協力により、無料または100~300円ほどで子供たちに食事提供をするというスタイルがベースになっています。 毎日利用できるイメージの食堂とは違い、イベント的感覚で参加している子供たちが多いかも知れません。 そして、子ども食堂の運営に携わっている人たちには、生活困窮家庭の子供たちを支援したいという強い思いを根底として、他にも様々な目的を持っているようです。 農林水産省の調査によれば、子ども食堂を行うにあたり、以下のような目的が多く挙げられています。 ・仕事などで親が不在がちなために孤食を強いられている子供たちや、親による虐待などから家庭での食事が望めない子供たちなど、様々な事情を抱える子供たちのために、「地域での居場所」を作る ・食事のマナー、食文化、食事による栄養や食事自体の大切さを伝えるという「食育」 ・高齢者はもちろん、障害者など地域の多様な人たちとの「共食」 2012年からスタートした子ども食堂は、短期間でその活動を全国に広めることとなりました。 その理由には、一世帯の所得が標準的所得の半分以下となる割合の「相対的貧困率」を政府が公表したことにより、表面上には見えていなかった貧困層の実態が、世間に認知されてきたことが挙げられます。 子どもの孤食などは、大人が抱える就職・離婚状況と深い関連性を持っており、その解決法は根本的に困難であることが現状です。 それならば、まずはできることから、せめて子どもたちの現況を少しでも改善しよう、美味しくて栄養バランスが取れた温かい食事をさせてあげようということが、子ども食堂をスタートさせる第一の目的でした。 子ども食堂のメリットとは? 子ども食堂が行われることで、子どもたちに美味しくて温かい食事をさせてあげられるということ以外にも、様々なメリットが生まれます。 子どもたちの新しい居場所ができる 子ども食堂はスタートがしやすく、子どもの貧困という問題が広く認識されるようになると、子ども食堂をしようという人、地域が増えました。 このようにして、子どもたちのためにと行動を起こす人たちが増えるということも、子ども食堂の大きなメリットでもあります。 そしてその先に、様々な悩み、困難な状況を抱えている子どもたちを迎えてくれる場所があること。 全国で拱手傍観的な現代社会を打ち砕こうとしていることは、日本にとっても大きなメリットと言えますね。 母子ともにゆっくりと食事ができるという魅力 平均して、子ども食堂を利用する子どもたちの半数以上が母親と一緒とのこと。 基本的に、貧困層に含まれる家庭を絶対条件とはしていませんから、「我が家は生活困窮家庭ではない」と、子ども食堂への来訪を遠慮する必要はありません。 ワンオペ育児や長時間労働などで疲労がたまり、せめて今日はご飯を作りたくない、家族以外の誰かと話したいと感じたママも、子ども連れで気軽に訪れていいのです。 そこで同じような境遇にいるママ友が見つかる可能性も大。 実例として、ボランティアのメンバーに相談をしに訪れるママもいるようですし、まだ小さな子どもを抱っこしながらの食事が難しいために、食事中に子どもを見てくれるボランティアのおかげで、安心してゆっくりとした食事ができるとリフレッシュを望んで訪れるママもいます。 子どもにとっても、家族以外で幅広い年齢層の大人とコミュニケーションを持つ、絶好の機会になっています。 大人の利用では、多くの場合が有料になりますが、子どもを無料で食事させてもらうことに躊躇する人は、子ども食堂に事前確認した上で、食材を持ち込み寄付するのもいいでしょう(ほとんどの地域で受け入れているようです)。 子ども食堂のデメリット・問題点とは? 当然ながら、何においてもメリット・デメリットがあるもの。 子ども食堂にもデメリットや今後の課題が多くあります。 本当に来て欲しい子ども・家庭の参加は?? 子ども食堂は、誰もが利用できる場となっていますが、運営者にとって真の活動目的といえば、「生活困窮家庭の子どもたちを対象とした居場所作り」がほとんど。 とはいえ、多くの運営者が、本当に来て欲しい子どもたちやその親たちの参加が難しいと感じているようです。 もちろん、対象の子どもを運営者が把握することはあまりに困難ですから、学校の先生や地域の民生委員などに声をかけてもらうなど、学校や行政など周囲の協力が必要になってきます。 そのようにして、うまくいく地域はあるのですが、中には学校や行政などの協力が得られない、地域住民の協力さえも得られないという調査結果が出ています。 一例には、子ども食堂を町内会でスタートさせようとしたところ、「この地域に貧困層はいない」と言われたという話もあり、表面的ではない貧困についての認識・理解が、まだそれほど広まっていないとも言えます。 子どもたちを遠ざける運営側の高い期待 子どもの貧困対策という目的が根底にある子ども食堂ですが、運営者はやはり大人ですから、無意識に子どもたちへ理想・希望、高い期待を押し付けてしまうことも多々。 単に美味しくて温かい食事をさせてあげようというだけではなく、 ・子どもの嗜好に合うかどうかよりも、栄養バランスが整った食事を第一に ・地域の農産物に慣れ親しんで欲しい ・食事前の手洗い、箸使いなどのテーブルマナーを習得させたい ・地域の人たちとともにコミュニケーションを大切にしながら食事をする楽しさを学んで欲しい など、食育はもちろん、地産地消、地域や異世代交流といったことも子ども食堂に強く求める人が多くいます。 大切なことではありますが、あまりに高い期待を押し付けてしまうと、子ども食堂を行う基本的な目的である「子どもの貧困対策」の逆効果になることも。 子ども食堂にて、お箸の持ち方を注意されたり、野菜を全て食べましょうと言われたりしても、大人が求める「あるべき子どもの姿勢」に、突然応えられる子どもが多くいるはずもありません。 子どもたちの中には、言われた通りにできないから駄目な子なのだと感じ、子ども食堂を利用しづらくなることもあるのです。 子ども食堂を運営する費用の確保 子ども食堂は非営利とはいえ、運営には一般のレストラン同様、場所や調理器具、食材、備品などが必要となってきます。 そのためにはまず資金確保をしなくてはいけません。 調査によれば、子ども食堂の約70%が、地区町村や社会福祉法人などが設けている助成制度を運営のために活用しているという結果が出ているようです。 開催場所の確保と管理の難しさ 子ども食堂を開催する場所についても、周囲からの協力なしでは確保できません。 公民館や児童館などの公共施設が多いようですが、借りるにもやはり費用が必要になります。 他に、定休日である飲食店や、教会などといった宗教法人から場所の提供もあるようですが、光熱費などは支払わなくてはいけません。 ですが、食事量はかなりのものですから、人材もある程度必要になるのです。 しかも、子ども食堂を開催する度に動いてくれる人の確保はなかなか難しいとされています。 また、補助金を受ける条件として、食品衛生責任者の配置を求める自治体も少なくないようです。 管理能力を問われるケースも少なくはない 子ども食堂によっては、加熱調理したものだけを提供するなど、十分な注意を払っているところもありますが、やはり食中毒といった心配事も問われています。 調査によれば、約80%以上の子ども食堂が、開催前に保健所へ相談し、衛生管理についての知識を持つ人をスタッフに迎え、万一のために保険にも加入しているとのこと。 とはいっても、法に従って営業許可を得ている通常のレストランなどとは違うわけですから、利用者にすれば、全く知らない人が作った料理を子どもが口にすることに不安を感じても当然と言えるのではないでしょうか。 開催する回数が少ないこと 人材や資金確保などの問題から、子ども食堂を毎日開催するのはとても困難であり、月に1~2回という開催数がとても多いようです。 回数が少ないために、子ども食堂を利用したいと思う時にはオープンしていない、親が子どもたちを連れていけないということもあり、しっかりとした子どもたちの居場所作りには、開催回数を増やすことが重要になります。 非常に難しい、子ども食堂の継続 子ども食堂は始めやすいと既述しましたが、同様に閉鎖しやすいということも言えます。 活動を継続することこそ、その居場所を求めている子どもたちにとって大切なことであり、今後も上記に挙げてきた様々な問題点を改善へと導く必要があります。 子どもの貧困対策として始まった子ども食堂は、全国的な広がりを見せているものの、問題の解決になっていると断言できないことも事実。 ですが、見えない貧困にある子どもたちに限らず、地域の子どもたち全てを受け入れることで、子ども食堂についてますます認識が高まっていくでしょう。 そうして、子ども食堂に関わりたいという大人も増えるはずですから、子ども食堂の存在により、子どもの貧困を含め、地域における様々な問題が少しずつでも改善されていくことは確かと言えるのではないでしょうか。 yamazakiwakako.

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こども食堂とは? こども食堂とは、地域住民や自治体が主体となり、無料または低価格帯で子どもたちに食事を提供するコミュニティの場を指しています。 また、単に「子どもたちの食事提供の場」としてだけではなく、帰りが遅い会社員、家事をする時間のない家族などが集まって食事をとることも可能です。 このように、「人が多く集まる場所」ができたことで、地域住民のコミュニケーションの場としても機能しているのです。 こども食堂は、民間発の自主的、自発的な取り組みから始まりました。 (出典:「子供食堂と連携した地域における食育の推進」) こども食堂が始まったきっかけは? こども食堂のは、東京都大田区にある八百屋の店主が2012年に始めたことがきっかけです。 朝ごはんや晩ごはんを十分に食べることができない子どもたちがいることを知った八百屋の店主が、自ら始めたのです。 その活動を知った東京都豊島区の子ども支援をしていた団体のメンバーが活動に取り入れたことで、瞬く間に全国に活動の輪が広がっていきました。 (出典:全国移住ナビ公式サイト「そもそも子ども食堂って?」) こども食堂のメリット・デメリットは? こども食堂全体のメリット・デメリットについて詳しく見てみましょう。 こども食堂のメリット こども食堂には、単に「食事を満足に食べられない子どもたちに食事を提供する」こと以外にも、多くのメリットが存在します。 こども食堂の利用者のメリットを解説します。 手作りで温かい食事が格安で食べられる 一番のメリットは、手作りで暖かい食事が格安で食べられることです。 日本では2015年時点で7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされています。 そういった厳しい生活の中で、手作りの温かい食事が食べられるのは成長期の子どもたちにとって心身の健康に重要です。 近年は、地域の人が育てた野菜や寄付された食材を、栄養士が栄養のバランスを考えて献立を作る場所も増えています。 貧困に苦しんでいる子どもにとっては、メリットが大きい取り組みと言えます。 アットホームな雰囲気で誰かと食事ができる 近年は共働きの家庭が、貧困層に限らず一般的になってきました。 そのため、学校から帰ってきた子どもたちが家でご飯を1人きりで食べる「孤食」も多くなっています。 こども食堂は、温かい食事を提供するだけでなく、地域住民の目が届く所で安全にご飯を食べることができます。 また、たくさんの人々が集まる場所であることから、アットホームな雰囲気の中で食事をとることで、その時間を楽しみながら過ごすことができます。 子どもが突然倒れたり、怪我をしたり病気になるなど異変があった時に、親がそばにいないと早急な対応ができません。 子ども食堂にいる時であれば、大人の目があり適切な対応ができます。 そのような意味でも、誰かの目が届く場所で食事を取れる環境は、両親にとって安心だと言えるでしょう。 子ども同士、親同士のコミュニケーションが取れる 両親が共働きの家庭であると、親同士のコミュニケーションも疎遠になる傾向があります。 こども食堂は、子どもたちがクラスや学年を超えたコミュニケーションを楽しめたり、子育ての相談ができる親同士のコミュニティも生まれます。 こども食堂で生まれたコミュニケーションから、「少しの時間だけ子どもを見ていて欲しい」などのお願いなどができるネットワークもできるかもしれません。 子どもだけでなく子どもを育てる親たちにとっても、食事をしながらコミュニケーションを取れる場所としても定着しています。 (出典:「子供食堂と連携した地域における食育の推進」) こども食堂のデメリットはあるの? こども食堂は、実際に利用する子どもたちや、子どもを持つ親にとっては多くのメリットがあります。 しかし、こども食堂を運営する側にとっては多くの課題が存在するのです。 スタッフ・会場の確保が難しい 日本全国に急増しているこども食堂は、誰でも始められることが多くの人に知られており、こども食堂の開設は全国に広がっています。 しかし、そこで働くボランティアベースのスタッフは、家族の状況や仕事などの様々な環境の変化によって、持続的に確保することが難しいという問題もあります。 その他にも、「こども食堂を開催する場所」にも大きな課題があります。 ボランティアベースで行われているこども食堂においては、場所を借りる費用も大きな痛手となってしまいます。 そのために、無償で「こども食堂を開催できる場所」が少ないのも課題といえるでしょう。 全国では、居住している民家で行ったり、メンバーの方が営んでいるお店を使って行ったりと、様々な工夫でこども食堂が運営されています。 運営費(活動費)の確保が難しい こども食堂は基本的にボランティアベースのため、運営費の確保が難しいのです。 一般的なこども食堂では、料金設定を無料〜300円程度としており、食材などはフードバンクや地域住民の寄付などで賄っています。 活動資金については、子ども食堂を運営している人々の「持ち出し」で準備することが多いため、行政からの助成金などの支援が待たれます。 (出典:「子供食堂と地域が連携して進める食育活動事例集~地域との連携で食育の環が広がっています~」,2018) アレルギーを持っている子どもには、こども食堂はどう対応する? 食事提供をする上で、気を付けなければいけないことはアレルギー対応です。 アレルギー症状は、皮膚のかゆみ、蕁麻疹、腹痛や下痢などを引き起こします。 アレルギーのある子どもは、こども食堂を利用する際に、事前にアレルギーの相談をして、こども食堂運営側は子どもにアレルギー症状が出ないような対応が必要です。 提供食にアレルギー源の食材を使わないなど詳細な対応については、 詳しいアレルギー対応については文部科学省が発信している「学校給食における食物アレルギー対応について」を参考にしてみると良いかもしれません。 (出典:「学校給食における食物アレルギー対応について」) コンビニが運営するこども食堂とは? 2019年3月より大手コンビニチェーンであるがこども食堂の取り組みを開始しました。 元々は東京都、神奈川県、埼玉県の5店舗でトライアル開催されていましたが、ポジティブな感想が多かったことから、開催地域を全国に拡大したのです。 全国のコンビニチェーンの店舗を活用し、地域の子どもたちや近隣の地域住民が、共に食卓を囲みコミュニケーションができる機会を提供することで、地域の活性化に繋げています。 支援対象や料金は? 支援対象は、店舗近隣に住んでいる子ども、及びその保護者であり、参加料金は小学生以下のこどもと中学生以上の子・保護者で分かれており、どちらも500円以内で利用可能です。 提供メニューは? コンビニが運営する子ども食堂では、その特性を活かし、コンビニでのレジ打ちなどの体験イベントを食事の時間と合わせて提供しています。 提供している食事は弁当、飲み物、デザートを提供しています。 日本各地のこども食堂事情や行政の取り組みは? 全国にこども食堂が増えたことで、全国の貧困に対する意識も変化しています。 次に、日本各地のこども食堂事情や行政の取り組みについて解説します。 札幌 札幌市が2018年に独自で調査を実施した結果、「経済的理由により家族が必要とする食料を買えなかった」というアンケートに「稀にあった」「ときどきあった」「よくあった」を合わせて全世帯の17. 非課税世帯に限ると34. 9%、ひとり親世帯では30. 0%が食料を買えなかった経験があるとわかりました。 札幌市では、こども食堂のような「子どもの居場所づくり」の方法について公式サイトでまとめており、支援しています。 (出典: 「札幌市子どもの貧困対策計画」,2018) (出典: 「さっぽろ「子ども食堂・子どもの居場所づくり」ガイドブック」,2018) 埼玉 埼玉県においては、埼玉県内のこども食堂に関する情報を共有・交換できるネットワークサイトが立ち上がっています。 埼玉県内のこども食堂間の連携と情報交換、食堂を作りたい方やボランティアをしたい方のサポート、行政と連携して定期的な連絡協議会を開催しています。 (出典:) 東京 東京都品川区では、社会福祉協議会が事務局となってネットワークがスタートしました。 寄付専用口座を設けて活動資金の一部を助成、寄付された食材を配分する他、場所を提供したいという企業とのマッチング、ボランティア希望者の紹介などに行政が協力しています。 (出典:) 横浜・神奈川 神奈川県内にあるNPO法人などは、始めた人の自助努力に頼っていたこども食堂の仕組みを脱するために、寄付された食材などを、近隣のこども食堂に届けています。 また、神奈川県のホームページでも、活動団体を紹介し、活動のサポートを呼びかけています。 (出典: 「地域活動団体紹介 かながわスマイルテーブル」2019年) 名古屋(愛知県) 名古屋市を含む愛知県では、県内のこども食堂に関する情報の共有・交換できるサイトがあり、企業、団体などから寄付を受け取っています。 また愛知県も、「子どもが輝く未来基金」と題して、こども食堂の支援から学習支援の支援金を募ってサポートしています。 (出典:) 京都 京都府ではこども食堂の開所支援を行っており、補助率が3分の2の支援制度が「きょうとこどもの城づくり事業」が実施されています。 対象となるのは財団法人やNPO法人などの「法人」からボランティアサークルや自治会・町内会、老人クラブ、PTAなどの任意団体まで幅広くサポートをする姿勢を見せています。 (出典:「きょうとこどもの城づくり事業 きょうとこども食堂 開設・運営支援事業の平成31年度新規募集について」,2019) 大阪 大阪府では、新しくこども食堂を立ち上げたり、運営を行う人のための相談窓口である「こども食堂コンシェルジュ」を立ち上げて、新規立ち上げを検討している方の支援を行っています。 (出典:) (出典:「こども食堂にかかる取組について」) 広島 広島県では、こども食堂へのボランティア募集などをウェブ上で呼びかけています。 その他にも広島県内のNPO法人がこども食堂のネットワークを構築し、支援金などの呼びかけを行っています。 (出典:) (出典: 「イクちゃんこども食堂ネットワーク」2019年) 福岡 福岡県では食品製造を行う事業所にフードバンク活動における食品提供の呼びかけを行っています。 食料の寄付を受けたフードバンクは、近隣地域のこども食堂に寄付する仕組みが福岡県ではできているのです。 (出典:「フードバンクについて」) こども食堂に寄付金を送る方法は? ここまでは各地域のこども食堂の数から、行政の取り組みを簡単に説明しました。 こども食堂への寄付には直接子ども食堂の活動へ寄付する方法と、NPO団体に寄付をする方法があります。 子ども食堂へ直接寄付する場合は、食材や運営費などが求められていますが、事前に「何が必要か」「何があると助かるか」などを聞いたうえで寄付を行うようにしましょう。 スタッフとして手伝いたい場合も、事前に連絡を取りどんなことができるかなど説明を聞いたうえで参加するのが良いでしょう。 認定NPO法人に認定された団体への寄付は、税制優遇を受けることができるメリットがあります。 認定NPO法人に寄付する方法について解説します。 それぞれの寄付方法について解説します。 継続的な寄付 こども食堂の運営には、食事以外にも場所代や電気代などの諸経費を含めて、継続的に費用が掛かります。 子どもたちに温かい食事を提供する場を提供し続けるためにも、継続支援が必要です。 支払い方法はクレジットカード・口座振替から選択し、指定日に引き落としが掛かるのが一般的です。 1回のみの寄付 まずはお試しで寄付を行いたい方のために、1回のみの寄付も用意されています。 支払い方法を選び、金額を指定することで支援が可能です。 NPOによっては1,000円から支援できる場合もあります。 全国の子どもを食事で支えるこども食堂を理解し、支援しよう こども食堂は地域の大人たちにより子どもの食事をサポートし、子ども同士や親同士のコミュニケーションの場となる重要な一面を持っています。 しかし、こども食堂の活動を継続するためには様々な課題も挙がっているため、対策について考え行動に移さなければなりません。 子どもたちの成長に欠かせない食事や居場所を提供するためにも、私たちにできることを行ってみてはいかがでしょうか。

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こども食堂とは? こども食堂とは、地域住民や自治体が主体となり、無料または低価格帯で子どもたちに食事を提供するコミュニティの場を指しています。 また、単に「子どもたちの食事提供の場」としてだけではなく、帰りが遅い会社員、家事をする時間のない家族などが集まって食事をとることも可能です。 このように、「人が多く集まる場所」ができたことで、地域住民のコミュニケーションの場としても機能しているのです。 こども食堂は、民間発の自主的、自発的な取り組みから始まりました。 (出典:「子供食堂と連携した地域における食育の推進」) こども食堂が始まったきっかけは? こども食堂のは、東京都大田区にある八百屋の店主が2012年に始めたことがきっかけです。 朝ごはんや晩ごはんを十分に食べることができない子どもたちがいることを知った八百屋の店主が、自ら始めたのです。 その活動を知った東京都豊島区の子ども支援をしていた団体のメンバーが活動に取り入れたことで、瞬く間に全国に活動の輪が広がっていきました。 (出典:全国移住ナビ公式サイト「そもそも子ども食堂って?」) こども食堂のメリット・デメリットは? こども食堂全体のメリット・デメリットについて詳しく見てみましょう。 こども食堂のメリット こども食堂には、単に「食事を満足に食べられない子どもたちに食事を提供する」こと以外にも、多くのメリットが存在します。 こども食堂の利用者のメリットを解説します。 手作りで温かい食事が格安で食べられる 一番のメリットは、手作りで暖かい食事が格安で食べられることです。 日本では2015年時点で7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされています。 そういった厳しい生活の中で、手作りの温かい食事が食べられるのは成長期の子どもたちにとって心身の健康に重要です。 近年は、地域の人が育てた野菜や寄付された食材を、栄養士が栄養のバランスを考えて献立を作る場所も増えています。 貧困に苦しんでいる子どもにとっては、メリットが大きい取り組みと言えます。 アットホームな雰囲気で誰かと食事ができる 近年は共働きの家庭が、貧困層に限らず一般的になってきました。 そのため、学校から帰ってきた子どもたちが家でご飯を1人きりで食べる「孤食」も多くなっています。 こども食堂は、温かい食事を提供するだけでなく、地域住民の目が届く所で安全にご飯を食べることができます。 また、たくさんの人々が集まる場所であることから、アットホームな雰囲気の中で食事をとることで、その時間を楽しみながら過ごすことができます。 子どもが突然倒れたり、怪我をしたり病気になるなど異変があった時に、親がそばにいないと早急な対応ができません。 子ども食堂にいる時であれば、大人の目があり適切な対応ができます。 そのような意味でも、誰かの目が届く場所で食事を取れる環境は、両親にとって安心だと言えるでしょう。 子ども同士、親同士のコミュニケーションが取れる 両親が共働きの家庭であると、親同士のコミュニケーションも疎遠になる傾向があります。 こども食堂は、子どもたちがクラスや学年を超えたコミュニケーションを楽しめたり、子育ての相談ができる親同士のコミュニティも生まれます。 こども食堂で生まれたコミュニケーションから、「少しの時間だけ子どもを見ていて欲しい」などのお願いなどができるネットワークもできるかもしれません。 子どもだけでなく子どもを育てる親たちにとっても、食事をしながらコミュニケーションを取れる場所としても定着しています。 (出典:「子供食堂と連携した地域における食育の推進」) こども食堂のデメリットはあるの? こども食堂は、実際に利用する子どもたちや、子どもを持つ親にとっては多くのメリットがあります。 しかし、こども食堂を運営する側にとっては多くの課題が存在するのです。 スタッフ・会場の確保が難しい 日本全国に急増しているこども食堂は、誰でも始められることが多くの人に知られており、こども食堂の開設は全国に広がっています。 しかし、そこで働くボランティアベースのスタッフは、家族の状況や仕事などの様々な環境の変化によって、持続的に確保することが難しいという問題もあります。 その他にも、「こども食堂を開催する場所」にも大きな課題があります。 ボランティアベースで行われているこども食堂においては、場所を借りる費用も大きな痛手となってしまいます。 そのために、無償で「こども食堂を開催できる場所」が少ないのも課題といえるでしょう。 全国では、居住している民家で行ったり、メンバーの方が営んでいるお店を使って行ったりと、様々な工夫でこども食堂が運営されています。 運営費(活動費)の確保が難しい こども食堂は基本的にボランティアベースのため、運営費の確保が難しいのです。 一般的なこども食堂では、料金設定を無料〜300円程度としており、食材などはフードバンクや地域住民の寄付などで賄っています。 活動資金については、子ども食堂を運営している人々の「持ち出し」で準備することが多いため、行政からの助成金などの支援が待たれます。 (出典:「子供食堂と地域が連携して進める食育活動事例集~地域との連携で食育の環が広がっています~」,2018) アレルギーを持っている子どもには、こども食堂はどう対応する? 食事提供をする上で、気を付けなければいけないことはアレルギー対応です。 アレルギー症状は、皮膚のかゆみ、蕁麻疹、腹痛や下痢などを引き起こします。 アレルギーのある子どもは、こども食堂を利用する際に、事前にアレルギーの相談をして、こども食堂運営側は子どもにアレルギー症状が出ないような対応が必要です。 提供食にアレルギー源の食材を使わないなど詳細な対応については、 詳しいアレルギー対応については文部科学省が発信している「学校給食における食物アレルギー対応について」を参考にしてみると良いかもしれません。 (出典:「学校給食における食物アレルギー対応について」) コンビニが運営するこども食堂とは? 2019年3月より大手コンビニチェーンであるがこども食堂の取り組みを開始しました。 元々は東京都、神奈川県、埼玉県の5店舗でトライアル開催されていましたが、ポジティブな感想が多かったことから、開催地域を全国に拡大したのです。 全国のコンビニチェーンの店舗を活用し、地域の子どもたちや近隣の地域住民が、共に食卓を囲みコミュニケーションができる機会を提供することで、地域の活性化に繋げています。 支援対象や料金は? 支援対象は、店舗近隣に住んでいる子ども、及びその保護者であり、参加料金は小学生以下のこどもと中学生以上の子・保護者で分かれており、どちらも500円以内で利用可能です。 提供メニューは? コンビニが運営する子ども食堂では、その特性を活かし、コンビニでのレジ打ちなどの体験イベントを食事の時間と合わせて提供しています。 提供している食事は弁当、飲み物、デザートを提供しています。 日本各地のこども食堂事情や行政の取り組みは? 全国にこども食堂が増えたことで、全国の貧困に対する意識も変化しています。 次に、日本各地のこども食堂事情や行政の取り組みについて解説します。 札幌 札幌市が2018年に独自で調査を実施した結果、「経済的理由により家族が必要とする食料を買えなかった」というアンケートに「稀にあった」「ときどきあった」「よくあった」を合わせて全世帯の17. 非課税世帯に限ると34. 9%、ひとり親世帯では30. 0%が食料を買えなかった経験があるとわかりました。 札幌市では、こども食堂のような「子どもの居場所づくり」の方法について公式サイトでまとめており、支援しています。 (出典: 「札幌市子どもの貧困対策計画」,2018) (出典: 「さっぽろ「子ども食堂・子どもの居場所づくり」ガイドブック」,2018) 埼玉 埼玉県においては、埼玉県内のこども食堂に関する情報を共有・交換できるネットワークサイトが立ち上がっています。 埼玉県内のこども食堂間の連携と情報交換、食堂を作りたい方やボランティアをしたい方のサポート、行政と連携して定期的な連絡協議会を開催しています。 (出典:) 東京 東京都品川区では、社会福祉協議会が事務局となってネットワークがスタートしました。 寄付専用口座を設けて活動資金の一部を助成、寄付された食材を配分する他、場所を提供したいという企業とのマッチング、ボランティア希望者の紹介などに行政が協力しています。 (出典:) 横浜・神奈川 神奈川県内にあるNPO法人などは、始めた人の自助努力に頼っていたこども食堂の仕組みを脱するために、寄付された食材などを、近隣のこども食堂に届けています。 また、神奈川県のホームページでも、活動団体を紹介し、活動のサポートを呼びかけています。 (出典: 「地域活動団体紹介 かながわスマイルテーブル」2019年) 名古屋(愛知県) 名古屋市を含む愛知県では、県内のこども食堂に関する情報の共有・交換できるサイトがあり、企業、団体などから寄付を受け取っています。 また愛知県も、「子どもが輝く未来基金」と題して、こども食堂の支援から学習支援の支援金を募ってサポートしています。 (出典:) 京都 京都府ではこども食堂の開所支援を行っており、補助率が3分の2の支援制度が「きょうとこどもの城づくり事業」が実施されています。 対象となるのは財団法人やNPO法人などの「法人」からボランティアサークルや自治会・町内会、老人クラブ、PTAなどの任意団体まで幅広くサポートをする姿勢を見せています。 (出典:「きょうとこどもの城づくり事業 きょうとこども食堂 開設・運営支援事業の平成31年度新規募集について」,2019) 大阪 大阪府では、新しくこども食堂を立ち上げたり、運営を行う人のための相談窓口である「こども食堂コンシェルジュ」を立ち上げて、新規立ち上げを検討している方の支援を行っています。 (出典:) (出典:「こども食堂にかかる取組について」) 広島 広島県では、こども食堂へのボランティア募集などをウェブ上で呼びかけています。 その他にも広島県内のNPO法人がこども食堂のネットワークを構築し、支援金などの呼びかけを行っています。 (出典:) (出典: 「イクちゃんこども食堂ネットワーク」2019年) 福岡 福岡県では食品製造を行う事業所にフードバンク活動における食品提供の呼びかけを行っています。 食料の寄付を受けたフードバンクは、近隣地域のこども食堂に寄付する仕組みが福岡県ではできているのです。 (出典:「フードバンクについて」) こども食堂に寄付金を送る方法は? ここまでは各地域のこども食堂の数から、行政の取り組みを簡単に説明しました。 こども食堂への寄付には直接子ども食堂の活動へ寄付する方法と、NPO団体に寄付をする方法があります。 子ども食堂へ直接寄付する場合は、食材や運営費などが求められていますが、事前に「何が必要か」「何があると助かるか」などを聞いたうえで寄付を行うようにしましょう。 スタッフとして手伝いたい場合も、事前に連絡を取りどんなことができるかなど説明を聞いたうえで参加するのが良いでしょう。 認定NPO法人に認定された団体への寄付は、税制優遇を受けることができるメリットがあります。 認定NPO法人に寄付する方法について解説します。 それぞれの寄付方法について解説します。 継続的な寄付 こども食堂の運営には、食事以外にも場所代や電気代などの諸経費を含めて、継続的に費用が掛かります。 子どもたちに温かい食事を提供する場を提供し続けるためにも、継続支援が必要です。 支払い方法はクレジットカード・口座振替から選択し、指定日に引き落としが掛かるのが一般的です。 1回のみの寄付 まずはお試しで寄付を行いたい方のために、1回のみの寄付も用意されています。 支払い方法を選び、金額を指定することで支援が可能です。 NPOによっては1,000円から支援できる場合もあります。 全国の子どもを食事で支えるこども食堂を理解し、支援しよう こども食堂は地域の大人たちにより子どもの食事をサポートし、子ども同士や親同士のコミュニケーションの場となる重要な一面を持っています。 しかし、こども食堂の活動を継続するためには様々な課題も挙がっているため、対策について考え行動に移さなければなりません。 子どもたちの成長に欠かせない食事や居場所を提供するためにも、私たちにできることを行ってみてはいかがでしょうか。

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