高堀冬彦。 「テレビ東京」初の快挙! 学生が就職したいテレビ局で1位になったワケ|ニフティニュース

なぜ“ダメ”になってしまったのか? フジテレビの凋落と未来の可能性(てれびのスキマ)

高堀冬彦

概要 政治、経済、軍事等の社会的事象に対して専門的な解説、説明を行う立場の事を指す。 欧米、アジア、中東のニュースを扱うテレビや新聞等のメディアにおいて、元や、が報道機関と専属契約を交わして解説・発言を行う。 ただし、欧米、アジア、中東のニュース番組では制を取ってるため、とニュース番組の差別化が図られているため、日本のニュース番組の様にの中で解説をする番組は存在しない。 コメンテーターは解説者という意味を持つため、欧米ではスポーツ中継のという意味に用いる。 そのため、のメディアでワイドショーで発言する人(コントリビューター)を指す。 元厚生労働省の官僚であるやフリーライターのは、コメンテーターのギャラの相場として1回の出演に対して5万円 であると説明している、その理由としてテレビ、ラジオのギャラの枠として「 文化人枠」の扱いになる と述べている。 そのため、中川は「出演日前、当日の打合せや番組構成の段取り等に時間を取られ、拘束時間と比較し割に合わない」と自身の見解を述べている。 また、放送局の側から見て「 文化人枠」の定義を、 「本業の収入源が別にある人」かつ「専門的な話ができる人」と示しており、その後、テレビ番組に頻繁に出演する様になると徐々にタレント扱いとなり、タレント枠のギャラへ変わって行くプロセスに発展する。 その後、2017年4月時点で、、、が番組編成の都合上、生放送であるワイドショー(情報番組)を増やした事で、芸能人をコメンテーターとしてに着座させる機会が激増し、「 タレント枠」と「 文化人枠」の境界線が曖昧になってしまっている。 それに伴った、弊害はの項目で説明する。 歴史 日本においては、報道番組が「」する以前は、1つのニュースごとに及びテレビ局と資本関係の結び付きのあるの、放送局の、ならびにの編集委員、外部の専門家や専門性の高い等が加わりニュース解説を行っていた。 後半以降からのニュース番組の「ワイドショー化」により、1人のコメンテーターが複数のニュースを解説するようになった。 そのため、解説の専門性は低下し、コメンテーター個人意見の比率が高くなった。 また、報道番組とワイドショーのコメンテーターの人選には歴然とした区別があった。 報道番組のコメンテーターには編集委員・解説委員等がキャスティングされ、ワイドショーのコメンテーターは、庶民の声の代弁者であり、専門家としての役割は求められず、である芸能人のゴシップへの無責任なコメントを売り物にしていた。 3月20日に発生した以降のの報道で、ワイドショーにおいても時事問題を積極的に扱うようになり、必然的にコメンテーターのキャスティングで弁護士やジャーナリストを積極的に起用し、時事問題をコメントするようになった。 庶民の声と称して、番組にある種の政治的傾向を帯びさせたり、かなりつっこんだ指摘をすることも可能となったが報道する側と報道される側の区別はあった。 1987年から2年間に渡って放送された()にて、コメンテーターに俳優やジャーナリストが起用されはじめ、1997年から放送されている(テレビ朝日)は、俳優の他にお笑いタレントを起用し始め、に入ると、タレント以外にも弁護士を含めたの様々な職業である人間がニュース、情報番組(ワイドショー)コメンテーターとして出演するようになった。 コメンテーターの本業の肩書• (、 、等)• ・・・• 元()• (、、、等)• (、等)• ・・ 批評 この節にはが含まれているおそれがあります。 問題箇所をしして、記事の改善にご協力ください。 議論はを参照してください。 ( 2017年12月) 前の社長であるは日本のメディアの問題点として、「ニュース、情報番組に出演しているコメンテーターの多くがと所属契約しており、生活の糧としている。 」「そのため現在の憲法をベースにした、の言い分(なんちゃってリベラル)を主張しないとテレビ等のメディアに出演出来なくなるので、迎合した主張しか出来ない。 」と主張している。 ジャーナリストのは自身が出演している『』()のCM裏にて、コメンテーターのにいる芸能人からにてメインストリームの報道と違う主張を放送中に解説していた事に対して質問され、自身の見解を示すとその度に芸能人同士ヒソヒソ話を行っている様子がを形成しており、テレビ画面の中と現実世界と異質な空間を作る構造的な問題であり、芸能人のポジションで俗に言う左側の発言しか出来ない人が多いので、右側のポジションから発言出来る人間がいない点、また、日本の選挙権を所持していない外国人タレントが日本の政治に対して、極端な視点で物を言う事に対して義々がある事を主張している。 のはのVTRコメントにて「海兵隊は占領にいく部隊だから海兵隊が日本を守ることはありえない。 日本がアメリカに逆らった時に、日本を占領するために常駐していると思っている」と発言した事に対し制作側からになり、またリベラル派を自称するコメンテーターがワイドショー(情報番組)、のオファーが減り干されており、その原因が安倍政権のプレッシャーと主張していた。 しかし、後に「国民からのニーズが無くなって来たから」だと自身で分析している。 『』 フジテレビ の番組内で、の芸能活動休業原因の話題で、「中途半端なコメントしか話せない自分に悩みがあった」吐露に対し、歌手の武田鉄矢が「日本のコメンテーターで高学歴の方がいっぱい出てるじゃないですか? そういう人たちが今、日本のニュース番組(ワイドショー)を切り盛りしてるが、彼らの最大の欠点は『分かりません』って言わないこと。 そういうコメンテーターってものすごく危険。 」と専門的知識が無いのに関わらず、無理矢理上辺のコメントを発言していると述べている。 のは、自身の情報、バラエティ番組降板理由に対して、だけでなく民放であってもコメントの中に具体的な企業名などは入れてはいけないという暗黙のルールが有り、不祥事があればスポンサーの関連企業を批判するようなコメントを言って来たが、「テレビ、ラジオ局や制作スタッフに対して色々言ってたからですよ。 例えば、[日本人がシリアで捕まっている時()に、そのニュースを冒頭だけで止めて、後は延々と芸能人の結婚のニュースをやるというのは、日本のテレビ局としてどうしたものか…]と言う事等を番組の幹部に前から意見していたら、クビになった」と分析している。 当時であったは自身がについて、自身の見解に対して異を唱えるコメンテーターに対して、2013年6月15日放送の『』()において、番組メルマガ会員である番組視聴者の7割が橋下の発言に対して支持をした結果に対して、「やはり有権者の方は冷静だなと。 小銭稼ぎのコメンテーターとは違う」と批判した。 また、自身の大阪都構想に対して「分からない」と答えるコメンテーターに対しても、定例会見で怒りを示した事前に与えられたテーマについて情報収集、勉強をせずに出演していると述べている。 その発言を発端に生放送中に降板を表明し、後日、番組降板した()は「芸人であるから、自分の主張に対し白黒付けられず に対し、の調査報告が グレーであると考えており、バラエティ番組として呼ばれているが、過去放送回(2011年8月20日)の内容でテレビの影響力があるのに、番組の内容が政治的になり過ぎていた事を加味し、パロディを含めて茶化した」と述べた。 また、()はコメンテーターとして、芸人ならではの「すっとんきょう」な発言を求められているとし「『すっとんきょうなことを言うな』とクレームがくる」とコメンテーターの難しさを語っている。 元の記者で専属契約記者の高堀冬彦は、2014年11月号の 東京センター長のワイドショー(情報番組)批判記事を引合いに出し、「経歴や立場が不明確なまま世論を誘導する危険」と「曖昧かつ無責任な発言でミスリードする危険」と述べ、「テレビ業界は、コメンテーターのキャスティングに見識や経験より、数字(視聴率)を持っているタレントを使っているのかもしれない。 万一、そうだとすれば、奇怪な形で世論の一部が生まれている不思議な先進国ということになる。 」「視聴率は得られにくいかもしれないが、「分からない」「難しい」「知らない」と口にするコメンテーターは信用出来、単に「社会が悪い、政治が悪い」と叫ぶだけでは、になりかねない」と述べている。 また、元官僚のが2015年3月27日放送の(テレビ朝日)番組放送中、自身の番組コメンテーター降板の件をからのだと思い抗議する事案があった。 この件を契機に社長は4月28日の定例会見の中で謝罪と担当職員の処分、そして、コメンテーターとの調整部署として「コメンテーター室(仮称)」を置くと発表した。 脚注 注釈• 、38頁 - 41頁• AOLニュース. 2013年12月27日. 2015年9月24日閲覧。 Techinsight. 2012年11月8日. 2017年3月30日閲覧。 Oricon. 2016年5月4日. 2017年3月30日閲覧。 『ぼくらの真実』、2014年、193-194頁。 『ぼくらの真実』、2014年、94-95頁。 特集ワイド:番組改編「政治家との力関係が変化している」【テレビから消えた、辛口コメンテーター】 2014年4月2日 東京本社版夕刊• 2017年11月26日. 2017年12月1日閲覧。 産経WEST 2015年1月15日•

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第二、第三の吉村洋文知事を探せ… コロナ禍で奮闘する知事「5人」の素顔

高堀冬彦

今、テレビ界は東大生ばかりをもてはやしている。 とはいえ、上場企業社長の出身大学は、1位が慶應大の264人で、2位は早大の187人、東大は3位で175人だ(帝国データバンク調べ、2019年7月発表)。 国家公務員採用総合職試験の合格者数は1位が東大の307人で2位が京大の126人、3位は早大の97人である(2019年度)。 ノーベル賞受賞者の出身大はというと、1位が京大の8人で2位が東大の7人、3位が名古屋大の3人だ。 書くまでもなく、社会を担っているのは東大生ばかりではない。 にもかかわらず、テレビ界は東大生を特別扱い。 これを危惧する人は少なくない。 「凄いのは東大生だけで、『僕らは頑張ったって仕方がない』という風潮が広まったら、この国の活力は損なわれ、イノベーションは崩壊します。 この国は一部のエリートが発展させたんじゃないんです。 危険な兆候である気がします」(東大文学部日本史学科卒、同大学院博士課程を単位取得満期退学した立命館大学文学部教授の山崎有恒教授) 事実、地方大出身者の中にも上場企業社長やキャリア官僚はいるし、山梨大出身の大村智氏(84)や徳島大出身の中村修二氏(65)らノーベル賞受賞者もいる。 現在の東大偏重は行きすぎてはいないか。 「そう思います。 これではみんな『東大に行きたい』と思い、大学の序列化が進みます。 そして上位大学に行けなかった学生たちがコンプレックスを持ってしまいます」(同・山崎教授) 昭和期のクイズ番組とは様変わり。 1977年から92年まで放送されていた超人気番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」(日本テレビ)の場合、勝利を得るためのキーワードは「知力、体力、時の運」。 知力だけでは勝利を得られず、人生と同じだった。 だから当時の視聴者や参加者は熱狂したのだろう。 企画・制作したのは佐藤孝吉氏(84)で、ほかに「はじめてのおつかい」などを生み出した伝説のディレクター。 佐藤氏は知識量だけで勝者が決まる旧来のクイズ番組を真っ向から否定し、ジャンケンや体力も問われるクイズを取り入れた。 そして今、知識量を問うクイズ番組に先祖返り。 となると、東大生は優位。 しかも偏差値が最高ランクという希少価値があるので、テレビ局にはあれがたい存在であるらしい。 「東大王」は2017年4月にスタート。 東大生たちと芸能人チームをクイズで競わせるという構成だ。 番組の看板なので、出演する東大生たちはタレント顔負けの人気で、SNS上には「東大王のメンバーみんな大好きです」といった言葉が並ぶ。 実際に大手芸能プロダクションに所属する東大生もいる(3月18日放送分で卒業)。 こうなると、もう東大生なのかタレントなのか分からない。 この東大生は2019年7月、女子大生との間に妊娠・中絶トラブルがあると一部週刊誌で報じられた。 そんなところもタレント顔負けなのである。 一方で、東大生をもてはやし、ブランド化する風潮を嫌悪する声も。 SNSには「東大王」を、「学歴社会を生み出したいだけの印象操作番組」と辛辣に批判する意見もある。 中高年の視聴者ほど違和感を抱くのではないか。 東大生たちを前面に押し出すクイズ番組など昭和期には存在しなかった。 小学校しか出ていない田中角栄元首相や、本田技研創業者の本田宗一郎氏、松下電器(現パナソニック)創業者の松下幸之助氏らが崇められていた時代なので、東大ブランドを売り物にした番組を作ろうものなら、猛反発を受けたに違いない。 どうして時代は変わったのか? 前出・山崎教授は、東大と東大生気質が変質したと指摘する。 「私が東大にいた35年前は、学内に『研究と学問の府なのだから、商業ビジネスに利用されるようなことには関わるな』という風潮があった。 ところが、2004年から国立大が独立行政法人化され、大学が研究と学問だけではやっていけなくなり、理系の分野を中心に企業とのタイアップを行うようになった。 大学自体がある程度、営利との関係性を深めていったので、学生がマスコミやビジネスに向かっていくことを大学が止める理由がなくなってしまったように思います」(山崎教授) 東大生の商品化は「東大王」ばかりではない。 「さんまの東大方程式」(フジテレビ、スペシャル番組)、「東大生が通販してみた」(テレビ朝日、同)など目白押し。 NHKとて例外ではなく、2019年まで放送していた若手論客の討論番組「新世代が解く! ニッポンのジレンマ」も東大出身者が多かった。 最終回も3人の論客のうち2人が東大出身者だった。 新型コロナウイルス対策で注目された鈴木直道・北海道知事(39)も論客として知られるが、「ニッポンのジレンマ」に招かれることはなかったはずだ。 鈴木知事は両親の離婚によって母子家庭で育ち、高卒後に都庁に入庁。 働きながら法政大の二部(夜間)に通った。 企業の採用担当者より学歴に拘っているのがテレビ界の実情なのではないか。 東大医学部医学科卒の精神科医で、国際医療福祉大学大学院特任教授の和田秀樹氏(59)は東大生番組が台頭した理由として、東大生のイメージの変貌を挙げる。 「僕たちの学生時代は東大生というだけで、ろくな言われ方をしなかった。 『イモ』だとか『ダサイ』とか。 確かに当時はジーパンに革靴を履いている学生もいましたからね。 東大生と言うだけで女子からも引かれた。 ところが、『東大王』を見たところ、今の東大生は昔とは違い、ダサくなんてない。 その上、今はイケメン系やスポーツ系より、東大生のほうがモテる傾向があるように思います」(和田教授) ダサイと言われがちだった東大生が洗練された上、世の中が頭の良い若者を格好良いと思うようになったので、東大生番組が注目を集めていると和田教授は見る。 「なぜ、賢い人が格好いいと思われ始めたかというと、昔と比べて頭の良い人が減っているから。 ゆとり教育の影響もありますが、本を読まなくなったし、新聞にすら目を通さない人が増えた」(同・和田教授) また、和田教授は東大生が学校名を利用する時代になったと指摘する。 「僕らのころは例え大学名を聞かれたって、『渋谷(駒場キャンパス)のほうの大学』といった答え方くらいしかしませんでした。 今は東大という名前を利用しないと損という風潮になっている。 昔も東大の名前を利用する人はいたものの、それは官僚になったり、良い会社に入ったりするためという場合が多かった」」(同・和田教授) 東大生を売り物にしてテレビに出る学生も考えられなかったわけだが、和田教授は「東大王」のプラス効果も期待している。 「子供たちがスポーツ選手やお笑いタレントに魅力を感じるばかりでなく、頭の良い人にも憧れないと、日本の学力低下が止まりません。 東大生が脚光を浴び、学歴低下に歯止めがかかれば、悪いことではないと思う」(同・和田教授) ちなみに東大生側はテレビ界を冷静に見ている。 3月3日に更新分の「東大新聞オンライン」に載った「バラエティー番組の中の東大生 現役学生の視点から」という記事には、こんな考察がある。 「東大関係者でない一般の人たちは『東大生は勉強ができる』というイメージを抱いており、番組制作者はその具体例を示したり理由付けをしたりすることで視聴者の関心を引いていると考えられる」 能力も個性も人それぞれ。 在籍大、出身大で測りきれるものではない。 それは民放キー局5社の社長もよく分かっているはずではないか? ちなみに民放キー局の社長に東大出身者はいない。 高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ) ライター、エディター。 1990年、スポーツニッポン新聞社入社。 芸能面などを取材・執筆(放送担当)。 2010年退社。 週刊誌契約記者を経て、2016年、毎日新聞出版社入社。 「サンデー毎日」記者、編集次長を歴任し、2019年4月に退社し独立。 週刊新潮WEB取材班編集 2020年5月4日 掲載 新潮社.

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なぜ“ダメ”になってしまったのか? フジテレビの凋落と未来の可能性(てれびのスキマ)

高堀冬彦

テレビ業界の就職戦線に異変が起きている。 来春入社組の就職希望先人気ランキングで、テレビ東京が初めてテレビ業界のトップに立ったのだ。 NHKにも勝った。 昭和期には他局から「番外地」とまで言われたテレ東だが、今や就活生たちの憧れなのである。 *** 学生が就職したいテレビ局ナンバーワンの座をテレビ東京が獲得した。 開局56年にして初の快挙だ。 企業の採用などを支援する株式会社ワークス・ジャパンの調査(有効回答者計1万2504人)によると、2021年3月に大学と大学院を卒業・修了する学生の就職希望先人気ランキングで、上位100位以内に入ったテレビ局は2社。 テレビ東京(51位)とNHK(61位)だった。 まず1位から10位までを見てみたい。 1位 損害保険ジャパン 2位 東京海上日動火災保険 3位 三井住友海上火災保険 4位 伊藤忠商事 5位 日本航空 6位 日本生命保険 7位 三井不動産 8位 三菱地所 9位 全日本空輸 10位 資生堂 上位は日本を代表するマンモス企業が中心。 かつて花形産業と呼ばれたテレビ業界はここ数年で人気が急落した。 2016年3月卒業・修了者を対象とした調査では、日本テレビ(32位)、テレビ朝日(47位)、NHK(70位)、TBS(71位)、フジテレビ(83位)と5社が100位以内に入っていたが、昨年はNHK(35位)以外、圏外だった。 なぜ、テレビ業界の人気が落ちたかというと、説明するまでもなく、一番の理由はネットの台頭。 電通の調べによると、2019年にネット界に投じられた広告費が前年比19・7%増の2兆1048億円。 これに対し、テレビ界が得た広告費は2・7%減の1兆8612億円。 初めてネットとテレビが逆転した。 その中でテレ東が大健闘し、テレビ業界のトップに。 昨年の圏外から急浮上した。 各局の番組に携わる制作会社のプロデューサーは「昭和期に活躍したテレビマンたちは仰天するでしょうが、今の時代なら不思議ではありません」と語る。 その理由をこう解説した。 「『家、ついて行ってイイですか?』や『ゴッドタン』など斬新なバラエテイーがあり、『きのう何食べた?』『レンタルなんもしない人』のような独創的なドラマも作っているからです。 若者にとって魅力的な番組を制作していると、就活生たちは自分も同じような番組を作りたいと思うので、就職先人気は上がります」(同・制作会社のプロデューサー) 振り返ると、若者向けのトレンディドラマが栄華を極めた1990年前後の就職先人気は、フジが断トツで上位だった。 やはり番組は就職先人気ランキングに反映されるようだ。 制作会社プロデューサーが名前を挙げたテレ東の番組は、世帯視聴率はそう高くないが、スポンサーが歓迎するT層(男女13歳〜19歳)やM1層(20歳〜34歳の男性)、M2層(35歳〜49歳の男性)、F1層(20歳〜34歳の女性)、F2層(35歳〜49歳の女性)の支持は厚い。 日本経済新聞社系列のテレ東らしい経済番組も若者のウケは悪くないという。 「『ガイアの夜明け』や『ワールドビジネスサテライト』が若者の目にはカッコ良く映っているようです」(同・制作会社のプロデューサー) 逆に、芸能ニュースからグルメ情報まで詰め込んだ他局の情報番組やニュースは、若者にとってはイケてないらしい 「ゴッドタン」などを手掛けるテレ東の著名プロデューサー・佐久間宣行氏(44)の存在も大きいようだ。 「制作者の中にスターがいると、就活生たちは『自分もああなりたい』と思いますから」(同・制作会社のプロデューサー) 佐久間氏はニッポン放送の深夜番組「オールナイトニッポン0(ZERO)」の水曜日のパーソナリティーも務めているほか、NHKの討論番組「あたらしいテレビ 徹底トーク2020」(5月10日放送)などにも出演。 局の垣根を越えて活躍している。 確かにスターだ。 憧れる就活生は少なくないだろう。 他局のスター制作者はというと、定年を迎えて退職したり、役員になったり。 大半が現場を離れてしまった。 今は佐久間氏の存在が突出している。 とはいえ、ここまでは全てイメージの話。 番組や制作者に魅力があるというだけ。 肝心の待遇はどうなのだろう? 持ち株会社のテレビ東京ホールディングスのデータを見てみると、年収は平均1410万円(平均年齢47・6歳)。 一方、テレビ業界のリーディングカンパニーである日本テレビホールディングスの年収は平均1372万円(平均年齢48. 8歳)。 組織の仕組みや手当てなどが違うとはいえ、テレ東の収入が他局と遜色ないのは間違いない。 ちなみにNHKは35歳のモデル賃金が665万円(2019年度)。 40歳前後で昇進する課長クラスで913・6万円(同)となっている。 次に制作費はどうか。 かつてテレ東の制作費は他局の7掛け(7割)と言われ、現場は苦労を強いられていると言われたが…。 「今は他局との違いがほとんどなくなっています。 テレ東が増えたんじゃなくて、他局が削ったから(笑)。 ただし、テレ東は低予算に慣れているので、金を使わずに面白い番組を作る術がありますが、それに慣れていないフジなどの制作者は苦労しています」(同・制作会社のプロデューサー) 局内の雰囲気はどうだろう。 「これは微妙。 10年ほど前までは明るく開放的で、若手女性アナウンサーすら酒席で『どうせウチはテレ東ですから』などと自虐ジョークを口にしていましたが、最近は他局と同じく、エリート意識が強くなりつつあるようにも見えます」(同・制作会社のプロデューサー) 就職を考える場合、業績も無視できない。 各局の2019年度の各局の放送収入(テレビ局単体)は次の通り。 全日帯(午前6時から翌午前0時)、ゴールデン帯(午後7時〜同10時)、プライム帯(午後7時〜同11時)の順に並べた。 社員数も日テレの約1300人に対し、テレ東は約800人。 500人も少ない。 「妖怪ウォッチJam『妖怪学園Y 〜Nとの遭遇〜』」など豊富なアニメが、ライツ(2次使用に関する権利)を生み、それが売上げに貢献しているのもテレ東の強み。 ライツ事業の収入は2019年度に初めて300億円を超え、粗利益もまた初の100億円超えを達成した。 就活生たちがテレ東を希望するのには理由があった。 ますます優秀な人材が集まり、テレ東の黄金時代が来るのか。 高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ) ライター、エディター。 1990年、スポーツニッポン新聞社入社。 芸能面などを取材・執筆(放送担当)。 2010年退社。 週刊誌契約記者を経て、2016年、毎日新聞出版社入社。 「サンデー毎日」記者、編集次長を歴任し、2019年4月に退社し独立。 週刊新潮WEB取材班編集 2020年6月4日 掲載.

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