インスリン 自己 免疫 症候群。 インスリン(insulin)|ホルモン

平田幸正

インスリン 自己 免疫 症候群

インスリン自己免疫症候群 [ ] インスリン自己免疫症候群とは、空腹時低血糖・血清免疫反応性インスリン高値・血清中のインスリン自己抗体の存在、の3つで特徴づけられるである。 最初の症例は、1970年にらによって報告された。 別名 平田病(平田氏病とも)とも言われる。 の患者では、自然発生的な低血糖発作の原因としては、・膵外腫瘍についで3番目に多い。 60歳代の発症が多いが、の若い女性患者も少なくない。 男女差はない。 病態生理 [ ] 約半数において、低血糖発作の4-6週間前に、-SH基のようなを持つ薬剤(メチマゾール・カルビマゾール・・・・イミペネムなど)を投与されているため、薬剤誘起性の現象と言われている [ ]。 インスリン自己抗体はに結合する。 しかしこの結合は弱く、インスリンと自己抗体が解離して中の遊離インスリン濃度が上昇すると、空腹時に低血糖を起こすと考えられている。 しかし一方、食後に分泌されたがに結合して直ちには働かないため、をもきたす。 インスリン自己抗体の多くはポリクローナルで、クラスに属する。 低親和性・高結合能のと、高親和性・低結合能のの2種類があり、前者が低血糖発作に関連する。 臨床症状 [ ] 空腹時低血糖とそれによる低血糖症状(動悸・冷汗・ふるえなど)を起こす。 遊離C-ペプチドとインスリン自己抗体の結合したプロインスリンを反映し、中C-ペプチド濃度も上昇している。 抗C-ペプチド抗体・抗インスリン受容体抗体は検出されない。 治療 [ ] 頻回に食事(1日6回など)をしたり、低血糖発作時以外には甘い食物を避けるなどが推奨されている。 予後 [ ] 大多数は予後良好である。 3ヶ月以内に自然寛解し、薬剤中止の4-12ヶ月後にインスリン自己抗体が消失する。 や治療を継続しても、インスリン自己抗体が自然消失したという報告もある。 インスリン受容体に対する自己抗体 [ ] インスリン受容体へのは、通常は他の自己免疫疾患(やなど)極度のインスリン抵抗性症候群Bを持つ患者に見出される。 低血糖は、受容体抗体によるインスリン様作用による。 このの作用は不明である。 脚注 [ ].

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SH基を持つ薬は低血糖を起こす?

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但し、メチマゾール(メルカゾール)で誘発された抗インスリン抗体は、PTU プロパジール、チウラジール に切り替えた後も4-12ヶ月は消えないため、あたかもPTUで誘発されたような錯覚おこす事あります。 投与開始後4~6 週の発症が多いとされますが、数ヶ月後に起こる場合もあります。 報告例では、5ヶ月後に起こり、メルカゾール減量と6分割食により、 低血糖発作が減少し、甲状線手術に移行できたそうです。 (第56回 日本甲状腺学会 P2-012 チアマゾール減量と分割食導入により低血糖発作の発現頻度を減少しえたインスリン自己免疫症候群合併バセドウ病の一例)• 特にメルカゾールの量が多い場合(1日12錠など)に起こりやすく、メルカゾールの減量と分割食の導入で軽快し、その後インスリン自己抗体が消失するとされます。 第61回 日本甲状腺学会 O9-3 持続グルコースモニター(CGM)で血糖変動を観察したチアマゾールによるインスリン自己免疫症候群と考えられた一例) インスリン自己免疫症候群自体の詳細は、 を御覧ください。 甲状腺機能低下症では糖吸収障害による 低血糖症を起こします。 副腎皮質ホルモン欠乏単独でも 低血糖 を 起こすため、シュミット症候群はより重症の 低血糖症 になります。 甲状腺機能低下症 の究極の病態である では、 副腎皮質機能低下症も加わり、重症の 低血糖症。 多発性内分泌腫瘍症1型(multiple endocrine neoplasia type1; MEN1)でTSH以外のホルモンを分泌する 下垂体腺腫による 中枢性甲状腺機能低下症 に、インスリン分泌内分泌腫瘍の インスリノーマ が併発する可能性があります。 甲状腺以外の 低血糖症は、 を御覧ください.

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自己免疫性低血糖

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ロキソプロフェンナトリウムによるインスリン自己免疫症候群 2019年1月掲載 薬剤 ロキソプロフェンナトリウム 中枢神経用薬 副作用 インスリン自己免疫症候群 概要 82歳、女性。 以前から腰痛に対しロキソプロフェンナトリウムを内服していたが、運動時のふらつきと空腹時の手指振戦を主訴に受診し、IRI 945. 6%、Cペプチド4. 1%と高値であった。 HLA-DR4陽性で、75g OGTTではIGI型を呈し、IRIは前値44. ロキソプロフェンナトリウムによるリンパ球刺激試験は偽陽性であった。 インスリン自己免疫症候群 Insulin Autoimmune Syndrome:IAS と診断し、被疑薬のロキソプロフェンナトリウムを中止した。 その後、低血糖発作は消失し、血中IRIとインスリン抗体は徐々に低下した。 3年後にはIRI 3. 1%まで改善した。 薬剤名から探す• 日本商品分類から探す• 神経系および感覚器官用医薬品• 器官系用医薬品• 代謝性医薬品• 組織細胞機能用医薬品• 生薬・漢方薬• 病原生物に対する医薬品• 治療を目的としない医薬品• その他• 掲載年月から探す• 2012• 2013• 2014• 2015• 2016• 2017• 2018• 2019• 2020•

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