ヘンリー 王子 なぜ 離脱。 ヘンリー王子とメーガン妃の「王室離脱」 なぜエリザベス女王は“容赦ない判断”を下したのか?――文藝春秋特選記事(文春オンライン)

「他に選択肢はなかった」 英王室離脱のヘンリー王子が悔しさにじませ演説…その真意を英王室ジャーナリストが解説

ヘンリー 王子 なぜ 離脱

無念にじませ…「このような結末とても悲しい」 日本時間の1月19日、イギリス王室は、ヘンリー王子夫妻が王族の称号である殿下・妃殿下「His(Her)Royal highness」を返上し、全ての王室の公務から退くと発表した。 これに伴いエリザベス女王は 「ヘンリー、メーガン、アーチーが今後も愛する家族の一員であることは変わりません」とコメントを発表。 <妻・メーガン妃への思いについて> 私が妻として選んだ女性は私と同じ価値観を持っていると、私をよく知っている皆さんはご存じだと思います。 彼女はその通りの人です。 私が恋に落ちた女性です。 私たちは信念を貫き、誇りを持ち、この国のためにできることは何でもします。 メーガンと結婚した時は興奮と希望に満ち、ここで役目を果たす気持ちでいました。 <称号剥奪への不満> そういう意味では、このような結末に至ったことはとても悲しいことです。 妻と私は引退する決断を軽々しく下したわけではありません。 何年にもわたる挑戦の後に何カ月もの話し合いが行われました。 いつもうまくいくわけではないのは分かっていますが、これに関しては他に選択肢がありませんでした。 立ち去るわけではないということです。 私たちの望みは、公的資金なしで女王、英国連邦、そして軍に引き続き奉仕し続けることでした。 しかし残念ながら、それはかないませんでした。 公費を受け取らずにエリザベス女王に仕え、一部公務を維持し続けたかったが、引退することになったと、無念さをにじませたヘンリー王子。 立本信吾フィールドキャスター: 今月8日、ヘンリー王子夫妻は公式インスタグラムで、「殿下を退きたい」「公務の数は減らすがやっていきたい」「財政的には自立したい」と主張していました。 しかし、19日に決まったのがこちらです。 <英王室の決定とは…> ・王室関連のすべての職務を退く=公務もできない ・殿下・妃殿下という王族の称号は使わない ・王室助成金(夫妻で約3億円)は受け取らない 立本信吾フィールドキャスター: ヘンリー王子としては、公務はやりたかったと。 20日のスピーチでは、何か悔しさもにじみ出ているように感じました。 安藤優子: 私はそこが一番理解できなくて…ヘンリー王子は、「公費は受け取らないけど公務はやりたい」「イギリス連邦や皇室のために奉仕したい」とも言っていました。 これって、公費をもらって公務するのと何が違うのかな?って。 多賀さん、ヘンリー王子夫妻は何をやろうとしていたんでしょうか? 多賀幹子さん: お金をいただくということは、公務に対してのお金です。 お金をもらわないということは、公務をしないこととイコールなんですよね。 でもヘンリー王子は王室で育ったプリンスですから。 ずっと公務をして育ってきた英王室の子で、公務のために生まれてきたと言ってもいいくらい。 公務とお金がくっついてしまったので「やらない」ということになってしまいましたが、 まだまだ国民の皆さんのために何か出来るんじゃないか、何かをやりたいという気持ちが残っているんじゃないでしょうか。 安藤優子: 20日のスピーチでは悔しさというか、「これで良かったんだろうか」という自問自答のような思いもにじませていたように、私は感じました。 多賀さんはどうご覧になりましたか? 多賀幹子さん: いまメーガン妃はカナダ、ご自分はイギリスと離れてこの1週間暮らしているわけですが、振り返ってみて自分はこれで良かったのだろうかと、この道を進んでいいのだろうかと疑問が出てくるのは当然だと思います。 そういうことも考えてエリザベス女王は「私たちは家族だから何かあったら帰ってきていいのよ」という言葉を発表していますので、そのあたりが救いかと思います。 安藤優子: ヘンリー王子は、エリザベス女王がここまで強硬に出てくるとは思わなかったのかもしれませんね。 「おばあちゃんは優しい」と思ったかもしれない。 多賀幹子さん: そうですね。 (ヘンリー王子の希望は)片方は王室、片方は経済的な自立のために働くという、二つで行きたいということでしたが、「いいとこ取りを許してほしくない」という国民の声がありました。 それで女王も、こういった結論に踏み切らざるを得なかったわけです。 イギリス離れる理由に「英独特の階級社会の名残」? 立本信吾フィールドキャスター: ヘンリー王子は、主要メンバーを退くと言って、結果的には王室関連の職務すべてを退くこととなりました。 ヘンリー王子は、なぜこんなに強い気持ちで主張をしているのか?イギリスを離れる理由について、多賀さんはこのように考えています。 <2人がイギリスを離れる理由…多賀さんによると> ・メーガン妃の浪費癖に対する、国民からのバッシング ・王室ルール無視によるバッシング ・メーガン妃に対する人種差別 立本信吾フィールドキャスター: メーガン妃に対する人種差別というものが、こちらです。 安藤優子: この壮絶な差別に耐え兼ねて拠点をカナダに持つという選択肢をとったと、多賀さんもお考えですか? 多賀幹子さん: そうですね。 ただ一番初め、ヘンリー王子とメーガン妃が結婚するという時には、イギリス国民は受け入れました。 アフリカ系の方ということで国民の一部に反対はありましたが、大部分の人たちは歓迎し、イギリス王室に新しい風を吹き込んでくださると期待しました。 それがいつの間にか…もちろん人種差別もあるでしょうけれど、ご本人の浪費癖だったり、王室のプロトコールを無視するような行動が目立ったことが続き、だんだん国民の心が離れていってしまったんだと思います。 一番始めにそういうこと(差別されるようなこと)はなかったと、私は捉えています。 高橋克実: 今までの流れを見ていると、あまり叩かれなくていいようなことでもどんどんバッシングされていましたよね。 どちらが先か分からないですけど、そこから反発して浪費したり、参加しなければいけないところをすっ飛ばしたりとかしたんじゃないかなって。 我々では分からないような、国独特の階級社会とかもあったのかなという気もしますが。 安藤優子: 多賀さんも、イギリス独特の階級社会の名残が強く影響したとお考えですか? 多賀幹子さん: そうですね。 イギリスには階級社会がまだしっかり残っていて、そのトップに英王室が君臨しています。 エリザベス女王はメーガンさんが差別を受けて嫌な思いをしないように、結婚してすぐに地方の公務にメーガンさんと同行して、わざわざ一泊して、いろいろと困ったことはないかご相談されたそうです。 女王はいつもメーガンさんと笑顔で楽しくお話していて、そうすることで差別から守りたいのではないかという意見が出たくらい、メーガンさんを可愛がって守っていました。 なんとか嫌な思いはしないようにと心を砕いてらしたことが、非常に印象に残っています。 それがだんだんとこういう風になってしまって…とても残念です。 立本信吾フィールドキャスター: ヘンリー王子は殿下以外にも「サセックス公爵」という称号を持っています。 今回、王室は退くこととなりましたが、この公爵という称号は維持されることとなりました。 安藤優子: 多賀さん、なぜ「サセックス公爵」という称号だけは残したのでしょうか? 多賀幹子さん: やはり、エリザベス女王のお気持ちかと思います。 たとえ引退しても、カナダに行ってしまっても、家族の一員であることに変わりはない。 「もし何かあったらいつでも帰ってきていいのですよ」という無言のメッセージが込められているんじゃないでしょうか。 安藤優子: エリザベス女王がわざわざ「ヘンリーもメーガンも愛する家族である」と念を押すような形でコメントされているのは、王室内の家庭不和みたいなイメージだけは避けたいという思いもおありになったのではないかと、私は感じました。 (「直撃LIVE グッディ!」1月20日放送分より).

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「他に選択肢はなかった」 英王室離脱のヘンリー王子が悔しさにじませ演説…その真意を英王室ジャーナリストが解説

ヘンリー 王子 なぜ 離脱

夫妻は8日、「王室の中心メンバーから退き、進歩的で新たな役割を確立するとともに、経済的自立を図る」と公式インスタグラムで発表。 チャールズ皇太子とウィリアム王子はテレビで報じられる10分前に知らされ、他の中心メンバーは報道を見て知ったと報じられている。 しかし、昨年、夫妻のアフリカ外遊に同行した友人で英ジャーナリストのトム・ブラッドビー氏は英ITVニュースに、「王室にとって寝耳に水だったわけではない」としている。 女王の家族写真から自分たちの姿が消えたことにも心を痛めていたが、その頃から、夫妻は王室を離れる決心を固めたようだ。 ある王室関係者がUSウイークリー誌に明かしたところによると、夫妻は女王や皇太子から公式発表はまだ控えるようくぎを刺されていたという。 急きょ、インスタグラムで発表した理由は、英サン紙に計画を嗅ぎつけられたためだった。 しかし、結局、同紙が発表の数時間前に一面で報じてしまったという。 さらに、チャールズ皇太子がヘンリー王子夫妻に対し、英国王室から完全に離脱すれば、資金提供をストップすると宣言したとの報道も浮上している。 英タイムズ紙によると、皇太子とヘンリー王子は昨年のクリスマスから、交渉のための話し合いを進めていたというが、皇太子は王子に対し、「金銭的な合意は、夫妻が王室で務める役割次第である」ことを明言したという。 夫妻の95%の経費は皇太子がコーンウォール公領の広大な土地から得る収入から出ており、残り5%は、納税者が収める王室助成金から出ている。 皇太子は2018年から2019年にかけて、ウィリアム王子とヘンリー王子夫妻の公務の経費1100万ドル(約12億1000万円)をカバーした。 (ニューヨーク=鹿目直子).

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ヘンリー (サセックス公)

ヘンリー 王子 なぜ 離脱

2月19日、ハリー王子とメーガン妃は、3月31日に王室の公務から正式に退くと、二人の報道官が明らかにした。 引退に伴い、バッキンガム宮殿にある執務室も失うという。 結局、パートタイムの王族活動など許されなかった。 問題は原因である。 なぜハリー王子は、イギリス王室の離脱を決意したのか。 既に山のように理由は言われている。 メーガン妃に対してのプライバシーの侵害がひどかった。 内容も誹謗中傷の域に入るものだった。 メディアだけではなく王室関係者も、メーガン妃に対する人種差別がひどかった。 そして、王室とヘンリー王子の肩をもつ人々は言う。 「あの女のせいで」。 確かにメーガン妃の言動は、伝統を重んじる王室ファンの眉をひそめさせるものがあった。 でもだからといって、全部「嫁」のせいなのか。 ヘンリー王子は、妻のために、今までの地位を捨てるというのか。 報道は妻であるメーガン妃のこと、今までのいざこざ、そして二人はどうやって生計を立てるか(つまりお金の話)の、ほぼ3点に絞られている。 しかし、筆者はイギリス人でもないし、会社員でもないフリーの執筆者なので、思ったことを自由に書きたいと思う。 「そこまでして王族の地位を捨てるのは、必ずヘンリー王子の意志であるに違いない」と。 この原稿は、むしろ作家として個人の意見を述べたものであることを、ご了承の上お読み頂きたい。 「経緯」に対する批判への疑問 メディアの批判や国民の不満は、きちんとした手順を踏まずに、いきなりヘンリー王子夫妻がインスタで引退を発表してしまった点に集中した。 「あんなやり方では、王族が怒るのは無理もない」と。 だからこそ、エリザベス女王をはじめ、王室は怒って厳しい判断を通告したのではないか、と。 しかし、報道によれば、あれほど急いでヘンリー夫妻がインスタで発表したのは、大衆タブロイド紙『The Sun』にかぎつけられたからだという。 それまで王族の中で極秘で話し合っていたのが、どこからか漏れてしまったのだ。 実際、『The Sun』の記事発表のほうが、インスタ発表よりも時間差で早かったという。 このように「経緯」をやたら取り上げて怒るときは、本質から目をそらしている時だと、筆者は思う。 どのような経緯であれ、最後のとき、エリザベス女王を頂点とする王族は、ヘンリー王子に迫ったはずである。 「そのような希望は受け入れられない。 自由を望むなら、今後一切、王族としての活動は許されない。 称号も使ってはいけない。 それでもいいのか」と。 ここで大事なのは、最後の「それでもいいのか」である。 相手に了承と確認を迫る行為である。 事実、王族会議を行ったではないか。 つまり、たとえ誤算があったとしても、ヘンリー王子は自ら選択したはずだ。 称号を捨て、王族としての仕事を捨てることを。 それはヘンリー王子の人生そのものだった。 国内で、海外で、軍隊で、アフリカで、王族として奉仕活動をする人生を送ってきた。 若い時はともかく、大人になってからの王子は、慈善活動に大変熱心だったし、自分が特権をもって生まれたことを、きちんと自覚していた。 「生まれ持った特権を、一生かかって返していく」と言っていた。 母の死 ヘンリー王子の母親である、ダイアナ元妃については、ずっと暗殺説が絶えない。 英国民向けの内容だ。 そして、王族を離れることに関する自分の無念な気持ちを表明した。 そこに、いきなりダイアナの名前が出てくる。 「ダイアナの次男は結婚できましたよ」と。 文脈的にはかなり唐突だ。 その後2月6日、王室離脱の表明後に初めての公の場「オルタナティブ投資サミット」に出席した。 JPモルガン主催で、アメリカ・マイアミで開かれたものだ。 基調演説で、大勢の富裕層たちを前に、母を事故で失った子供時代のトラウマについて赤裸々に語ったという(アメリカで、閉じられたイベントだから、よりオープンだったのだろうか)。 筆者は、ダイアナ元妃が亡くなってから、ずっと疑問に思っていることがある。 もしこれが暗殺だったとしたら、必ず家長の許可を得ているはずだ。 どんな国家機関が策を練ろうとも、世継ぎの母親に関することで、家長の許可を得ないはずがない。 筆者の疑問は「もし仮に暗殺だったとしたら、家長の許可を得ているに決まっているとして、果たして元夫の許可は得ただろうか。 離婚はしても、自分の子供の母親に関することなのだから」である。 英王室というと、常にこの疑念が思い浮かんできた。 もしそうなら、なんという心の地獄だろうか。 ヘンリー王子は母の死後、長い間ずっと心を病んでいて、医学の助けが必要だったという。 病んだのは、母の死そのものだけではなく、母の死の原因ではないのか。 だからこそ、結婚を機に、生まれ育った家を捨てたのではないのか。 おそらく、イギリス人でもわかっている人は多いのではないだろうか。 決して口には出さないが。 それとも、タブーすぎて口に出せないうちに、本当に考えなくなってしまったか。 皇族のいる国に育った筆者には、イギリス人の気持ちはわかるつもりである。 彼らの「逃げ」を、指摘はしても批判する気には到底なれない(それでもこういう原稿を書くのは、フランス共和国の生活が長いからだろう)。 どうする、ヘンリー王子 一般の人々は、すべてを嫁のせいにして現実から逃避しているように見える。 ヘンリー王子の離脱は、それほどショックだったのだろう。 しかし、筆者は当のヘンリー王子が気がかりだ。 はっきり言う。 彼はこれから「失業者」である。 もちろん王子ではなくても、人々に奉仕はできる。 母親のダイアナ元妃は、離婚して皇太子妃の称号を失って、いっそう慈善活動に力を注いでいた。 メディアも世間も常に彼女から目を離さなかったから、ダイアナの慈善活動の効果は大変大きかったと思う。 でも、ダイアナは未来の英国王の母であった。 そのようなステータスはヘンリー王子にはない。 どうする、ハリーさん。 それに母親には、慈善活動をしたいという本人の強い意志があった。 ハリーさん、あなたはどうなのでしょうか。 心の底から慈善活動を続けたいと思っていますか。 「客寄せパンダで良い、それで困っている人が助かるのなら」と開き直って、慈善活動を続ける覚悟はあるのですか。 それほど、国や人々に奉仕することを、自分の生涯の仕事と思っていますか。 それとも、今まで与えられてきたからやってきて、嫌ではなかったし、それしか知らない(できない)から続けてきただけですか。 王子はオバマ前大統領夫妻に大きな感銘と影響を受けたようだ。 しかし、オバマ氏は実力と才能で大統領になった人だ。 ヘンリーさんが対等に話し合える機会を得たのは、王子だったからだ。 他の要人も、全員そうだ。 いくらハリーさん自身が愛すべき人物だったとしても、王子ではなくなった彼は「世界の要人とは格が違う」となる。 本人も、すべてを捨てる覚悟までは、まだ持てていなかったのではないか。 誤算があったとしたら、王室側のきっぱりとした「NO」を受けて、十分に考える時間が持てなかったことかもしれない。 英王室の未来 筆者は、「パートタイム王族」を認めなかった英王室の決断は当然と思った。 でもそれは半面で、もう半面では反感をもたないでもなかった。 「あのサイテー息子の望みはすべて聞いたくせに。 不倫カップルを皇太子夫妻として国民に押し付けたくせに。 母の死に苦しんだかわいそうな孫に、なぜそんなに厳しいのか。 国王として厳しさが必要というのなら、筋を通して息子にも厳しくしろ。 自分のおじエドワード8世がシンプソン夫人と結婚して王位を捨てたのと同じように、国民が認めたがらない好きな女性と結婚する代償に、息子に王位を捨てさせろ。 ヘンリー王子は国に奉仕したいって言っているんだから、させればいいではないか。 そう思うのは、ブレグジットで、連合王国がこれから解体の危機に瀕するのは目にみえているからでもある。 実際に解体するかどうかはわからないが、大きな試練が待っているのは間違いない。 先行き不安なイギリス政治は、今後増々いまだに英国王を国家元首とするカナダやオーストラリア、ニュージーランド等との関係を緊密にしたいと願うだろう。 それなら、ヘンリー王子を通じてカナダとつながりを保つことは、悪い戦略ではないように思うのだ。 ただ、女王を批判するのもいかがなものか、という気持ちがある。 エリザベス女王は93歳。 大変なお年である。 家長として非道な、極めて非人間的な決断をした可能性はあるかもしれないが、本人そのものは実直にまじめに働き、国民の期待を裏切るような真似など決してせず、浮気もせず夫に忠実で、ずっと国に奉仕してきた。 バカ息子たち(とわがまま娘)が好き勝手なことばかりして、女王を困らせてきたのだ。 イギリス国民はそのことをよくわかっていて、だからこそ女王を敬愛してきたのだろう。 スコットランドは、ブレグジットに反対で、欧州連合(EU)に残りたいがゆえに、二度目の独立投票を行って独立したがっている。 そんな彼らも、エリザベス女王にだけは信頼と忠誠心がある(2014年の独立投票では「国家元首はエリザベス女王で」という、穏やかな独立の前提だった)。 彼らが「チャールズ国王」にそんな気持ちを抱くかは、はなはだ疑問である。 女王は93歳にして、長生きして英国解体をくい止めているという大仕事をしている。 英王室の未来は、不安だらけである。 チャールズ皇太子夫妻は、人気がない。 筆者はイギリスに住んでいたことがあるが、女王の写真や、ウイリアム王子夫妻の写真をお店に飾っているところは沢山あったが、チャールズ皇太子夫妻の写真を飾っていたところは、一軒も見たことがない。 ウイリアム王子夫妻がいなかったら、英王室は完全に存亡の危機となっていただろう。 好きな人と結婚 なんでも「嫁のせい」にするのは、いかがなものかと思うが、確かに批判されることもメーガン妃はしている。 筆者が一番不愉快に感じたのは、王族の称号を商売の道具にして、お金儲けをしようとしたことだ。 彼らには、第三者がヘンリー夫妻の名前でお金儲けをする(例えば、二人の写真がついたマグカップを売る)のと、当の王族本人が率先して称号を使ってお金儲けをすることの違いが、まったくわかっていないようだ。 こんなことを、ヘンリー王子が思いつくはずがない。 ある記事には「ヘンリー王子は、そういうことには無頓着である」と書かれていた。 一瞬、「この違いもわからないほど、ヘンリー王子はアホなのだろうか」とも思った。 でも、ヘンリー王子は究極のおぼっちゃま育ちで、一般市民の考えでは計り知れないものがあるに違いない。 そう思わせたのは、かつて浩宮(現天皇陛下)が、イギリスのオックスフォード大学に留学された際の思い出話である。 「初めてお金というものを持って、お店で買い物を致しました」と述べたのだ。 きっと、ヘンリー王子も似たような感じに違いない。 「この違いを理解して」と言っても、相当難しいのではないか(ただそれでも王子が「王族が、そんなことしていいのだろうか」とは思わなかったのか、という思いは残るけれど)。 どの国でも、王族が一般市民と結婚するようになって久しい。 世界はどんどん民主化されていき、身分制度がなくなり、確固たる貴族階級が無くなったのだから、当然なのだ。 筆者は、前掲の参考記事の最後に書いた。 「英国民に国をあげて祝福されたとは言えない、自ら困難な結婚を選んだ王子。 今まで十分、辛い思いをしてきたはずだ。 どうか、幸せになってほしい」と。 ヘンリー王子が好きな人との結婚を貫いて、妻のおかげで家を捨て、今までの心の地獄、家族の闇から抜け出して生きる勇気がもてたのなら、これからの幸せを願うだけである。 一人の人間として、自分の人生を生きてほしい。 兄のウイリアム王子は心から悲しいだろうが、彼にも妻がいる。 どうか二組ともいつまでも夫婦仲良く、支え合ってほしいと願うばかりである。 日本の皇室もしかりである。 「好きな人と結婚もできないなんて、なんて非人間的なんだ。 王室って大変だねえ」と、完全な他人事と、多くのフランス人は思っているに違いない。 フランス人だけではない。 欧州のほとんどの国、いえ世界のほとんどの国に、王室は存在しない。 このような悩みは、世界のマイノリティなのだ・・・。

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