だから 柱 で ある 俺 が 来 た。 俺多分異世界から来たんだけど、質問ある?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

俺多分異世界から来たんだけど、質問ある?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

だから 柱 で ある 俺 が 来 た

「……今日は女か」 胸に少し大きめの膨らみがあるのを確認した俺はベッドから身を起こすとパジャマを脱いだ。 そしてタンスの引出しから下着を取り出すとトランクスを脱いでショーツに穿き替えた。 次にブラジャーを胸に当て、少し前屈みになって胸の膨らみをカップに収めると手を後ろにまわしてホックを留める。 最初は恥ずかしさも手伝ってなかなか留められなかったが、もう何度もやっているのですっかり慣れてしまった。 俺は男子学生服の隣に架けてあったセーラー服とブラウスを取り出して着替え始める。 それにしてもブラウスってのはワイシャツとほとんど同じなのにどうしてボタンの位置が左右逆なのだ? 全くもって謎だ。 着替え終わった俺は洗面所で顔を洗い、ブラシで髪を整えてから母さんのいる台所へと向かう。 「あら、今日は女の子なの? 一週間ぶりね」 昨日まで男だった息子が女になったというのに母さんは驚きもしない。 父さんも一瞬こっちを見ただけで読みかけていた新聞をまた読み始めた。 俺は朝食を食べ終えるとカバンを持って玄関を出た。 するとちょうど隣の玄関から同じ学校に通う間島京一 まじま・きょういち が出てきたところだった。 「なんだ、今日は女の子なのか。 じゃあ今日の体育は女子と一緒にバレーボールか?」「ああ、サッカー楽しみにしてたんだがな」 などという会話を交わしながら俺たちは学校へと向かう。 家族も、そして近所の人たちも女になった俺に特に驚くことなく平然と挨拶を交わす。 ……ま、そりゃそうだろう。 こんなのは今までにもう20回以上起きているのだ。 いちいち驚いていては身がもたない。 しかし一体どうしてこうなったのだろう? 目が覚めると 作:ライターマン 俺の名は田野川真吾 たのかわ・しんご 、高校2年生だ。 勉強もスポーツも、ついでに言ってしまえば顔の出来もあまりぱっとしない俺だが、ある体質 ? のせいで今や俺はかなりの有名人だ。 事の起こりは約1年前、ある朝目が覚めてみると俺の身体は女になっていた。 今ではもう慣れてしまったがその時はすごいショックだった。 だって男がいきなり女になるなんて普通はないんだから当然だろう? パジャマの胸の部分が膨らんでいた俺は「ゆうべ読んだ本が中に入ったかな?」などと思い、取り出そうとパジャマの中に手を入れて「それ」をつかんだ。 その時の膨らみは今よりは小さかったが、それでも男には存在しない筈の物体である事は間違いない。 飛び起きて自分の身体を確認した俺は股間も変化している事を確認して呆然となった。 パニックになった俺だったが幸い悲鳴は上げなかった。 そして部屋に近づいてくる足音に慌ててベッドに潜り込んだ。 母さんは部屋のドアを開けて「早く起きないと学校に遅れるわよ」と言ったが、俺にとっては学校どころではない。 俺は身体の具合が悪いと言って学校を欠席した。 その日は1日中ベッドの中で過ごした。 どうしようかと悩んだ挙句、翌日の朝に両親に相談する事にした……が、目が覚めると俺の身体は男に戻っていた。 俺は喜んだ。 前の日の出来事は悪い夢だったと思うことにして俺はいつもの生活に戻っていった。 だが数日後の土曜日の朝、目が覚めると俺はまた女になっていた。 そして翌日の日曜日も。 ちょうど両親が遠い親戚の法事で泊りがけで出かけていたのでばれずに済んだ。 そして月曜の朝に目が覚めると男に戻っていた。 そしてその後も俺の身体は不定期に変身を繰り返した。 しばらくの間、俺はこの事実を隠す事にした。 突然女になったり男に戻ったり、こんなのがばれたら注目を集めるだろうし病院送りになるのは間違いない。 そして病院に行ったからといって治るとは思えなかったからだ。 俺は女になっている間、さらしを胸に巻いて膨らみが見えないようにし、着替えもなるべく人に見られないように注意した。 しかし結局はすぐにばれてしまった。 きっかけは体育の授業。 バスケットボールの試合をしていた俺は突然の腹痛に襲われた。 そして俺の股間から赤い液体が脚を伝って流れ落ちるのを見て俺は気絶した。 …………初潮だった。 気絶した俺はすぐに保健室に運ばれ、そこで俺の身体が女である事がばれてしまった。 そのまま大学病院へ強制入院させられ徹底した検査が行なわれた。 病院にかけつけた両親は俺の身体が女性になった事をなかなか信じられないでいた。 まあそれはそうだろう。 そして医者は俺が男だった事をなかなか信じてくれなかった。 まあ、それも当然だろう。 病院の検査の結果、俺の身体は完全に女性で子宮も卵巣も完全に機能してるとの事だった。 生理が来たので当たり前と言えば当たり前なのだが聞いた時はさすがにショックだった。 そして2日後の朝、病院のベッドの上で目が覚めた俺は男に戻っていた。 病院内の医者は全員パニックに陥った。 そりゃそうだ、前日まで「完全に女性である」と診断した人間が男になって目の前にいるのだから。 そして再度の検査、結果は「完全な男性、精巣その他の器官は全て正常に機能している」だった。 それを聞いて俺は少しホッとした。 その後しばらく入院を続けていたのだが、聞いたところによるとその間にいろんな人々が病院に訪れたらしい。 まずは政府とか市役所のお役人。 俺が男なのか女なのかはっきりしてもらいたい、ということだった。 なんでも最近は国民の情報を全てコンピュータで管理してるらしいけど性別の項目はそう簡単に変えられないように出来ていて俺のような人間がいるとシステムの改造で余計な費用がかかるらしい。 …………そんなもの俺の知った事か!! 俺だって変わりたくて変わってる訳じゃない!! 次に物理学の教授が押しかけてきたらしい。 検査で俺が男の時と女の時では10キロ以上の体重の差があるのが判明したのだが、それを問題にしてるらしい。 「質量保存則が、エネルギー保存の法則が……」と言いながら医者を相手にニュートン力学や相対性理論の講義を始め、最後はブチ切れた医者により病院の外に叩き出されたらしい。 …………まったく男が女に変わる事に比べたら質量が変わるくらいどうって事ないじゃないか。 それから男女平等を訴える団体の関係者が俺に面会を申し込んできた。 俺が男女平等の体現者ということでいろいろ話が聞きたい言っているらしいが俺は断った。 俺の変身と男女平等とがどう関係しているのかがどうしても理解できなかったからだ。 他にも複数の宗教団体が俺の事を「神の子だ」とか「いや、悪魔の使いだ」などと言ってにらみ合いをしたりとか「同性同士の結婚を容認せよ」とのプラカードを持った集団がデモ行進をしたり…… 世の中暇人が多すぎるんじゃないのか? そんなのが俺に起きている現象とどんな関係があるってんだ!? 当然のことながら病院に入院している間、俺は学校に通うことが出来なかったが、京一がノートのコピーを毎日持ってきてくれたおかげで授業には何とかついていけた。 そして約1ヵ月後、俺は退院した。 治ったからではない。 匙を投げられたのだ。 俺の症状は「突発性変異……」とかいう長い病名がつけられた。 が、他に症例がなく治療法も判らない状態ではこんな名前などに意味はない。 大学病院の中で一番まじめに俺を診てくれた先生によると、どんな最新設備で調べても原因は不明、法則性も伝染性も治療法も見つからなければ学会での発表も出来ない。 それじゃあ治療費を負担して入院させておく意味はない、と教授が判断したらしい。 なんとも身勝手な話だがこのまま病室に閉じ込められっぱなしというのはごめんこうむりたかったので俺は退院する事にした。 退院した俺はセーラー服や女性用の衣類や下着をそろえた上で再び学校に通うようになった。 学校からは男の時は詰襟の男子学生服を、女の時はセーラー服の女子学生服を着用するようにと指定されたからだ。 母さんから「服や下着に余計にお金がかかるから」と言われて小遣いを半分に減らされたが、休日に女の子でいるたびに連れ出されて服やら下着やらを買わされるのだから納得いかないものがある。 最初にセーラー服で登校した時はすごく恥ずかしかった。 自分が場違いな場所にいるようで逃げ出したい気分だった。 クラスメイトのほとんどは女の子になった俺を最初は好奇の目で見てたけど、2ヶ月を過ぎる頃には誰も何も言わなくなった。 体育の授業の着替えも、最初の頃は俺が女の時は別室で一人で着替えていたのだが、半年後には女子生徒たちの口添えもあってみんなと着替えるようになった。 だからと言って変なことをしたりとか更衣室の中の様子を男子に話したりなどはしていない。 男は男同士、女は女同士で守らないといけないルールがある。 それを守り続けていて信頼されたからこそ女子たちに受け入れてもらえたのだ。 学生証は男の時の写真と女の時の写真を2枚並べた特別製のものが発行された。 世界広しと言えどもこんな学生証を持っているのは俺ぐらいなものだろう。 ……全然嬉しくないけど。 たぶんこのままだと大学受験の受験票とか運転免許証とかもこんな感じになるんだろうけど……できればそれまでに普通の男性に戻りたいものである。 俺が女に変身するようになってから一年近く経った日。 その日も俺は女の子として登校し、いつものように授業が終わると下校するために学校を出ようとした。 「あの……田野川さん、ちょっといいですか?」 校門に向かおうとしていた俺は背後から声をかけられ、振り向くとそこには一人の男子生徒が立っていた。 「えっと、俺に何か用?」 人のあまりいない木の下で俺はそいつに訊ねてみた。 今の俺は一応 ? 女の子なんだからこんな所につれてこられるとやっぱり警戒してしまうはずなのだが、何故かこいつに対してはその必要を感じなかった。 工藤と名乗ったそいつは襟章からすると1年先輩の3年生のようだが顔立ちは俺たちと同じか逆に年下のような感じがして何となく「可愛いな」と思った。 男の筈の俺が男を可愛いと思うなんて……もしかして女の子として過ごしているうちに考え方も女の子に似てきているのか? 俺が内心で動揺していたとき、そいつは突然 「お願いしますっ、僕とつきあって下さいっ!!」 と叫んだ。 そしてその瞬間、俺の心臓はドキンと音をたて高鳴った。 「ちょ、ちょっと、付き合ってって言うけど俺は男……」 「いいえ、田野川さんは立派な女性です!! たとえ男だとしても僕は好きなんです。 だからお願いします!!」 必死な表情で俺に迫ってくる工藤。 アップになる顔に俺の心臓はバックンバックン状態だ。 パニックになった俺は思わず 「わ、判った。 い、いいよ、つきあっても」 と言ってしまった。 こうして俺と工藤はつきあい始めた。 最初は戸惑っていた俺だったが、優しく接する工藤にやがて俺は帰り道を一緒に歩いたり休みの日に会うようになっていった。 そして不思議な事に工藤とつきあい始めた頃から俺の身体は変化しなくなった。 つまり男に戻らなくなったのだ。 どうやら恋をする事で男と女の間で揺れ動いていた俺の心と身体が女の方へ大きく傾いたのではないか。 何となく俺はそう思った。 男に戻れない、このまま女として生きていく……だが、それでもいいかなと俺は思うようになっていった。 しかし……皮肉な事に俺が女として生きることを受け入れようとした頃から工藤の俺に対する思いは冷めていったようだった。 俺との会話がぎこちなくなり、一緒に帰ることも休みの日のデートも途絶えがちになり…………そしてとうとう破局の日が訪れた。 「ごめんなさい。 僕やっぱり普通の女の子の方が……」 工藤はそう言って頭を下げ、そして走り去った。 俺はしばらく呆然と立ち尽くした。 そして家に帰り着くと部屋の中で夜遅くまで泣き明かした。 そして翌日……目を覚ました俺は男に戻っていた。 元に戻った といっても女に固定される前のときどき変身する状態に……だが 俺は数日かけてなんとか男らしさを取り戻した。 それまでの俺の行動はというと……あまり聞かないで欲しい。 意外に可愛かったという意見も多かったらしいが俺としては思い出したくない。 ようやく落ち着いてくると俺は別の事を考え始めた。 工藤との事はつらい思い出だが一つの収穫があった。 女として恋をすると俺は女のままだった。 ということは逆のパターン、すなわち俺が男として恋をすれば俺は男のままとなり女に変身しなくなるのではないだろうか? ちょうどその頃、別のクラスに転校してきた女の子がいた。 高峰というその女の子は結構美少女で明るく活発そうなその姿に俺はその娘にアタックする事にした。 男に戻った日に俺は早速高峰さんに告白した。 すると高峰さんも俺のことを知っていてその場でOKをもらったのだ。 俺は有頂天になって彼女とつきあい始めた。 するとやはり俺の身体は女に変身しなくなった。 俺は普通の男としての生活を送り始め、高峰さんと何度かデートをして楽しい日々を過ごした。 しかし……高峰さんと付き合い始めて少しした頃、クラスメイトの女の子がためらいがちに教えてくれた話に俺は愕然となった。 金曜日の夜。 1台の車が人通りの少ない通りで停まり、中から高峰さんが出てきた。 彼女は車から降りる前に運転手の男とキスをして手を振りながら車から離れていった。 物陰からこの様子を見ていた俺は高峰さんの前に立つと彼女を問い詰めた。 「高峰さん。 あいつ……誰なんだ?」 一瞬驚いた表情をした高峰さんだったが、すぐにフッと笑うと。 「誰でもいいじゃない。 あなたには関係ない事よ」 と言った。 「関係ないって……俺と高峰さんは」 「恋人だとでも思ったの? 馬鹿ね、あなたが男になったり女になったりする面白そうな人だったからつきあっただけよ。 なのに全然変わらないんだからつまんなかったわ」 「このっ!!」 俺は怒りのあまり彼女を引っ叩こうとした。 ……が振り上げた手を何者かにつかまれた。 「手前ぇ、俺の彼女に何しやがる!!」 それはさっきの車の運転手だった。 そいつはそのまま右拳を振り上げると…… ゴスッ!! 頭を殴られた俺は派手に吹っ飛びそのまま気絶してしまった。 「…………ん」「気がついたか?」 身体を揺らす振動に目を覚ました俺に京一が声をかけた。 俺は京一に背負われて家へ向かってる途中だった。 「大丈夫か?」「えーっと……まだ少しクラクラする」 俺の答えに京一は「そうか」と短く言うとそのまま歩きつづけた。 どうして京一がここにいるのだろうか? 疑問に思った俺がそれを聞こうと思った時、先に京一の方が 「すまん」 と言った。 「えっ!?」 「俺、お前がただならない表情をして出かけるのを見て気になって後をつけたんだ。 そうしたらさっきの現場に出くわして……でも出ようかどうしようかと迷って結局お前が殴られるのを止められなかった。 本当にすまん」 怒りと悲しさのためかわずかに震えている京一の背中の上で俺はゆっくりと首を横に振りながら言った。 「いいんだよ。 俺の方こそすまん。 お前に心配をかけて」 しばらく黙ったまま俺を背負いながら歩き続ける京一に俺は背後から声をかけた。 「……あのさ京一」「なんだ?」 「俺って一体何なんだろうな? 女になったり男に戻ったり。 女として生きていこうと思ってもなりきれなくって結局振られたし、女は俺を変わり者としか見ていないし……」 「高峰みたいな女ばかりじゃないさ。 お前を好きになる女だってきっとどこかにいるさ」 「でも……結局俺が女になったら?」「そのときは……お前を好きになってくれる……男が……どこかにいるさ」 「本当にいるのかな? 俺を好きになってくれる人が」 「いるさ……少なくとも……ここに一人」 消え入りそうに小さな声だったが俺には京一の言葉がはっきりと聞こえた。 俺は驚いて目を見開いた。 京一は俺が女になった時もそれまでと態度を変えなかったのに…… いや、違う!! 京一は態度を変えずにいてくれたのだ!! 入院先の病院にノートのコピーを持ってきてた時も俺の身体が女になった事について何も聞かなかった。 学校に通い始め周囲の人々が好奇の目で俺を見ていた時も、そして誰も俺に興味を示さなくなってからも京一はいつも俺の側にいた。 俺が男であっても女であっても……そして俺が工藤に振られて呆然として家に帰った時も京一は俺の数歩後ろを何も言わずについていき、そして今は殴られ気絶した俺を人目も気にせずに背負って家へ送ってくれている。 京一の優しさに、そして俺の事をこんなに想ってくれている存在がすぐ近くにいた事にようやく気がつき俺の胸は熱くなった。 そのとき……熱くなった俺の胸の中で「何か」が動き始めた。 一体何が、と思った俺はそのうちに身体が変化し始めているのに気がついた。 胸板だった部分が急速に膨らみ乳房となって京一の背中に触れた。 さすがに気がついて京一は驚いて立ち止まった。 そして俺の変化は身体全体に広がっていった。 肩幅が狭くなり手足が細くなる。 腰の部分が大きく、逆にウエストの部分が細くなっていく。 首から上が少しムズムズしたかと思うと喉仏がなくなり顔の輪郭がわずかに変化した。 そして肌が白くなり股間にあったものが消失した俺は……女になった。 「真吾……お前?」 「うん、俺……女になったみたいだ」 呆然としてつぶやいた京一の背中で俺が頷きながら答えた。 「驚いたな……いつも……こんな風なのか?」 遠慮がちに尋ねた京一の質問に俺は首を横に振る。 「知らない、いつもは寝ている間に変化しているから」 「じゃあ一体どうして……」 その言葉に俺は答えなかったが……何となく理由は判った。 俺は……京一の事を………… 「真吾……その……一人で……歩けるか?」 京一が俺に尋ねた。 おそらく女になった俺の身体を背中で感じて恥ずかしくなったのだろう。 頭の方の痛みとかは無くなったので一人で歩いても大丈夫だろうと思った俺は……それでも首を横に振った。 「ごめん……悪いけどもう少しこのままでいさせて」 その言葉に京一はビクンと身体を硬直させた。 しかしやがて「判った」と短く言うと再び家に向かって歩き出した。 やがて家に辿り着くと京一は俺を下ろし少し赤い顔で「じゃあな」と言って立ち去ろうとした。 「待って!!」 俺は叫ぶと京一の首に手を回して引き寄せると京一の唇に俺の唇を重ねた。 しばらくして唇を離した俺は少しぼうっとしながら京一を見た。 京一はさっきより真っ赤になって呆然とした顔で俺を見ていた。 俺は勇気を振り絞って京一に言った。 「あの……父さんと母さん……今日は両方とも用事で……帰ってこないんだ……だから…………」 言いたいのに、言わなきゃならないのに言葉が出てこない。 そんな俺の肩を京一の手が優しく触れた。 「…………いいのか?」 京一の言葉に俺は首をゆっくりと縦に振る。 すると京一は俺を抱き寄せ、今度は京一が俺にキスをした。 俺達は靴を脱ぐと俺の部屋へと向かっていった。 そして俺は…………京一に抱かれて一つになった。 以前のように自分の身体を確認する事はもうしていない。 確認する必要がなくなったからだ。 俺はネグリジェを脱ぐとタンスの引出しを開けた。 中に入っているのはブラジャーやショーツなど女物ばかり、男物はかなり以前に処分してしまった。 下着を着けると色とりどりの洋服の隅に隠れるようにして架かっているクリーニングされたセーラー服に手を伸ばす。 昨日まで春休みだったのでこれに袖を通すのは久しぶりである。 着替えを終え朝食を済ませた俺が玄関の扉を開けるとそこには京一が立っていた。 「おはよう京一」「おはよう真吾」 いつものように交わす挨拶。 しかし俺はちょっと笑って京一に言った。 「おいおい、昨日言っただろう?」 その言葉に京一は苦笑いを浮かべた。 「すまんすまん。 じゃあ……真子 まこ ?」「うん、よろしい」 俺は微笑むと京一と一緒に学校への道を歩き始めた。 俺と京一が結ばれたあの日からずいぶんの時が経った。 俺たちは「親友」から「恋人」になったのだが、両親やクラスメイトの反応は「やっぱりね」とか「ようやくか」が大半だった。 つまり……京一の気持ちに気づいていなかったのは俺だけだったらしい。 どうにも間抜けな話である。 京一は周囲の冷やかしにもかかわらず俺を大切にしてくれた。 俺にはそれがとても嬉しかった。 そしてこれは予想どおりだったが俺は男に戻らなくなった。 夏が過ぎ、秋が去り、冬が終わり春が来ても俺は女のままだった。 3年生になるのを機に俺は戸籍の変更を申請し、昨日それが受理されたと連絡があった。 俺は真吾から真子になり、性別も男性から女性になった。 その後、俺の身体が変わる事は二度となかった。 俺と京一は同じ大学へと進学し……そして卒業とほぼ同時に結婚した。 俺と京一が結婚してから十数年の時が過ぎた。 俺達は2人の子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いていた。 まあ、子供が2人とも男の子で女の子がいないのが残念と言えば残念なのだが…… しかし最近、高校生になったばかりの長男の様子がどうもおかしいのだ。 ときどきなのだが急に口数が少なくなり、食事をそそくさと済ませてはすぐに学校へ行ったりとか部屋にこもったりしている。 そして掃除のために長男の部屋に入った俺は隠してあったいくつものさらしと布団から匂う男の子のものとは違う甘い香りに気がついた。 まさか……いやしかし…… その夜、こっそりと風呂場へと入る長男を確認すると俺はそうっと忍び足で風呂場へと近づいていった。 もし、俺が抱いた予想どうりの出来事が起きていたとしたら…… その時は……長男には悪いのだがショッピングなどに付き合ってもらい「娘を持った母親」の気分を味あわせてもらおう。 そして昔、俺の身に起きた出来事を話してあげよう。 男のままでも女になっても後悔しない人生を送ってもらいたいから…… (おわり) おことわり この物語はフィクションです。 劇中に出てくる人物、団体および病名は全て架空の物で実在の物とは何の関係もありません。 感想はまたはでお願いします。

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【完結】 ─計算の果てに何があるか─

だから 柱 で ある 俺 が 来 た

時は現代、令和。 現在9月2日23時14分。 夜も更けて、そろそろ深夜と言われる時間帯に近づいている。 しかしそんな時間でも建物やネオン、街灯の明かりで照らされ、完全な暗闇などほとんど無いに等しい。 更に、夜でも人が行き交い様々な音で賑わっている。 そんな夜の繁華街をとある建物の屋上から見下ろす、3人の少年がいた。 その正体はこの現代には珍しいとある組織に所属する"剣士"であり、大正時代を生きた人間の転生後の姿であった。 話はそんな彼らが出会った日まで遡る。 ・ ・ 時は遡り4月8日。 ここからは我妻善逸を視点として見ていくこととしよう。 どうも皆さんこんにちは我妻善逸です。 俺は今学校にいますがなんと現在時刻7時半!!!!早いわ眠い!!!! そんな時間になぜ俺が学校にいるかと言うとね、まあ本日入学式というものがありましてですね、やりたくもない風紀委員とかいう役職の俺は新入生のお出迎えをね、しなければいけないんですね。 でもね!!新入生の登校時間って8時半だからね!!まだまだ全然来ないのよね!!!! 誰だよこんな時間に集合にしたの!!!! まあつまりは暇なので俺が今密かに期待していることについて話そうかと思う。 唐突すぎる?知るか。 さて、まず言っておかなければいけないのが、俺、我妻善逸には所謂"前世"と言われる記憶があるということである。 アッまって電波とかキチガイとかじゃないからね!?!?本当!!本当のことなんだよぉ!!! ま、まぁその前世では俺は鬼殺隊と呼ばれる鬼を殺す組織に所属していて、夜にのみ活動する鬼を日輪刀っていう刀で切って切って切りまくってたわけ。 そんな殺伐とした日常、俺一人だったら絶対気が狂ってたと思うんだけど、そんなことはなかった。 いやまぁ奇声を上げ泣き崩れ女の子には求婚を繰り返してはいたけど一応気は狂ってなかったんだよ。 本当、本当に。 そんでまぁなんでかって言うと答えは簡単。 唯一無二とも言える仲間兼親友が2人もいたから。 ここから俺が今日期待している事柄に関わってくるわけだけど、その前世の親友2人は俺の一個下。 つまりは、同じ学校だとしたら今日入学してくる新入生の中にいるってことであり、今世で初めて会えるかもしれないのだ。 なになに?日本は広いんだからそんな都合よく同じ学校になるわけないだろって?うん、俺もそう思ってた。 この学校に入学するまでは。 俺が入学したのはちょうど一年前であるわけだけど、まあ驚いたよね。 驚きすぎて心臓まろびでるかと思った、5度見した。 叫び声あげなかったことを褒めて欲しいよ!!!! しかもそれだけじゃなくて、前世での柱が軒並み先生となっていて、蟲柱は一個上の生徒、そしてなんと理事長がお館様!なに?なにこれ??この学校鬼殺隊だったの???てな具合に俺は混乱大混乱。 さらにさらに同級生には同期だった栗花落カナヲに不死川玄弥までいると来た。 まぁ、この感じだとほとんど確実に会える。 というかここに入学しない確率はほとんど0に等しいと思う。 というか入学してこなかったら泣くよ俺。 ただ、1つ問題がある。 俺と同じように前世の記憶があるのかどうかが分からない。 正直、この学校にいる人達で前世の記憶がある人は圧倒的に少ない。 俺とカナヲちゃんと玄弥、それにしのぶさんの計4名。 他の人達、つまり先生達は完全に記憶がない状態だ。 それと、言い忘れてたけどこのキメツ学園は中高一貫校。 ほとんど全員が中等部からの持ち上がりで高等部に進学するんだけど、どうやら炭治郎と伊之助は中等部からの進学じゃなく、高等部からの外部生として入学するらしいのだ。 そして、玄弥、カナヲちゃん、しのぶさんの3人は内部進学で、高等部への入学式当日、起きたら記憶がいきなりあったらしい。 現に中等部に在籍している霞柱は記憶がないし。 そして外部進学した俺は中学の頃にはもう記憶があった。 ここまでを整理すると ・恐らく高等部の生徒は記憶あり ・ただ外部進学は時期が違う。 つまり記憶がない可能性もある。 という訳である。 なんでこんなギャンブルしてる人みたいな気持ちにならないといけないんだよ俺なんか悪いことした!?!?!? まぁつまりは炭治郎と伊之助に記憶があるのかどうか分からないのである。 あの2人に初めましてとか絶対言われたくないよ!!!! さて、ここまで色々話してきたけどさっきから少しずつ新入生が登校してきている。 その度に俺はしたくもない笑顔でにっこにことご入学おめでとうございます!とか言ってお花を渡している。 偉くない?俺。 めちゃくちゃ偉いでしょねぇ偉いって言ってよぉ!!!! 俺は褒められたいわけこんなやりたくもないことやらされてさぁ、とか何とか心の中でぐちぐち言っていたわけだけど、ふと聞き覚えのある音がした。 あぁ、お前は今世でもそんな音をさせているんだなと、俺は思わず泣きそうになる。 それから、しゃらりとアイツの耳飾りの音がして、遠くに特徴的な赤みがかった髪と耳飾りが見えた。 あぁ……炭治郎だ。 やっと会えた。 泣きそうなのを堪えて炭治郎を見る。 そうしてバチッと目があったような気がした。 と、思ったら炭治郎がものすごい勢いでこちらに走り出した。 はぁ!?!?いや、ちょ、早くない!?!?しかも炭治郎なんか「善逸~~~!!!!」とか叫んでない?叫んでるよね?? そうして距離がどんどん縮まり目の前まで来た途端、めちゃくちゃ急ブレーキをかけたように止まってからものすごい力で抱きしめられた。 おいここ公衆の面前なの分かってんの!?!? 「ちょ、ねぇ、くる、苦しい」 「善逸、善逸だよな!?」 「そうだよ我妻善逸だよ正真正銘我妻善逸!!!!だから離れてくんない!?!?」 バンバン背中を叩いてるのに離れる気配がない。 いや苦しいって言ってんじゃん!!!! 「会えてよかった…………」 でも、そんな声で、そんな音をさせるから。 「俺も、会えて嬉しいよ炭治郎」 怒る気失せちゃうじゃんか、炭治郎のばか。 もうなんかとんでもない目で周りから見られてるのは分かってんだよ、分かってんだけどさ。 でも嬉しくて仕方ないんだ、許してくれよ。 そうしてしばらくぎゅうと抱きしめあっていると、なんだか遠くからとんでもない轟音が聞こえてきた。 …………猪突猛進とかいう言葉と一緒に。 「……なぁ炭治郎」 「なんだ善逸」 「伊之助来るぞ」 そういうと、ばっと離れた炭治郎が後ろを振り向いた。 瞬間、炭治郎が突き飛ばされて俺にぶつかり大転倒。 おい、ふざけんなよ伊之助!?!?痛いじゃんか!!!! 「ちょっと伊之助!!!!」 「なんだよ紋逸!!!!」 「紋逸じゃなくて善逸!!ていうかもう少し感動の再会!みたいなこと出来なかったわけ!?!?これじゃ完全に事故なんだけど!?!?」 「うるせぇ!!」 「まぁまぁ、2人とも落ち着こう、な?」 そうやってギャーギャー俺と伊之助が喧嘩して炭治郎が仲裁する。 あぁ、懐かしいなぁ。 ふと、伊之助の顔を見る。 あの特徴的な猪頭は被ってないみたいだけど、でも変わらない、あの伊之助だ。 「伊之助」 「なんだよ?」 「久しぶり」 多分、ちょっと泣きそうな笑顔だったのだろう。 伊之助が少し驚いたような顔をしてから「おう」と少し照れたようにはにかんだ。 とまあこれ以外にもどったんばったん色々騒ぎはあったんだけど割愛させていただく。 いやまじで話しきれないんだよ多すぎて。 あと俺の名誉のためにも割愛します。 でもまぁ、心配していたようなことにはならず炭治郎も伊之助も記憶があってよかったなぁと俺は心から思ったのだ。 ってね、ここで終われたらどんなによかっただろうと思うよ俺は。 終われないんだよねこれが。 終わらせてくれよ!!!! 入学式が終わってホームルームも終わり、さぁ帰ろう、今日からは炭治郎と伊之助もいるしカナヲちゃんと玄弥も入れて5人で帰ろうかな。 な~んて思ってた矢先ですよ。 ピンポンパンポーン、という校内放送の音が流れたのは。 そうしてまさかまさかのお館様の声がして 「我妻善逸、不死川玄弥、栗花落カナヲ、竈門炭治郎、嘴平伊之助の5名は理事長室まで来るように」 なんて放送が流れた。 …………はい?俺、何かしました……? とまぁ、お館様、つまりは理事長からの直々の呼び出しを無視するわけにもいかず、俺たち5人は理事長室の前まで来たのだった。 ……5人とも軽く身体震えてるし顔めっちゃ強ばってるけど。 俺なんて軽く失神しそうだけど!! 「俺達、何かしたか……?」 と玄弥が言うけど、俺達は首を捻るだけ。 いやだって理事長に呼ばれるようなことはしてない、はず。 いや今日の朝の出来事は冨岡先生にこってり絞られたけど。 「わ、私はしてない」 ちょっと顔が青白くなってるカナヲちゃんが言うのに俺と炭治郎と伊之助もうんうんと頷く。 でもここで立ち止まってても埒が明かないし、帰れないし。 というわけで炭治郎の「とりあえず、話を聞こう」という言葉に従って、理事長室をノックする。 すると、扉の向こうから「入っていいよ」とお館様の声がして、俺達はごくりと唾を飲み込んだ。 そうして部屋に入り、まず驚いたのは椅子に座っているお館様の横にしのぶさんがいること。 カナヲちゃんは特に音がぐるぐると混乱している音がする。 それから5人横に並ぶと、俺たちをにっこりと微笑みながら見渡したお館様が口を開いた。 「さて、今日ここに来てもらった理由はね、他でもない鬼殺隊について君たちに話すためなんだよ」 「………え」 「うん、驚くのも無理はないよね。 ちゃんと説明するから心配しなくていいよ」 さて、どこから話そうかな。 そういうお館様の言葉を聞きながら俺達は多分全員同じことを思っただろう。 ああ、まだ鬼はいるのか、と。 お館様の話が終わり、みんな軽く放心状態のまま家に帰った。 お館様が言うにはこういうことらしい。 ・大正時代、つまりは俺達の時代に鬼舞辻無惨は死んだ。 しかし、密かに鬼舞辻の呪いを解いていた鬼は想像を遥かに超えて存在いた。 まあここまでは俺たちも生きてたしね、知ってたんだけど、ここからが問題だった。 ・生き残りの鬼を狩り尽くしたはずだったが、運良く生き残った鬼がいた。 ・その鬼は鬼舞辻無惨よりはかなり弱かったものの、鬼を増やすことが出来る血鬼術を持っており、少しずつではあるが鬼を増やしていった。 ・それに気づいたのが平成に入ってすぐだったため、未だに鬼が生き残っている。 ・大正時代よりはかなり弱いものの、鬼殺隊も弱くなっている。 ・だから記憶のある俺たち5人に鬼殺隊にまた入って欲しい 嘘でしょ?と言いたくなるのも仕方ないと思うんだよね。 ……でもさ、お館様からの直々のお願いを俺達が断れるわけがないんだ。 だって、誰よりも俺達鬼殺隊の隊士を考えてくれていたのはお館様だったんだから。 それを俺達はよくよく知っていたから。 それからしのぶさんに関しては既に鬼殺隊に入って大正時代の頃と同じように剣士兼医者として動いているらしかった。 大丈夫!昔よりも全然弱いですからあの頃みたいな大怪我することもありませんし、心配しなくてもいいですよ!って違うんですよそういうことじゃないんですよ!!!! こうして俺達5人はこの現代においても鬼殺隊隊士として鬼を狩ることとなったのだ。 ・ ・ 話は冒頭へ戻る。 この現代に密かにある鬼の被害。 それを未然に防ぐため、彼らは夜をかける。 これはそんな少年少女達の物語である。

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#1 現代における鬼殺隊の話

だから 柱 で ある 俺 が 来 た

「……今日は女か」 胸に少し大きめの膨らみがあるのを確認した俺はベッドから身を起こすとパジャマを脱いだ。 そしてタンスの引出しから下着を取り出すとトランクスを脱いでショーツに穿き替えた。 次にブラジャーを胸に当て、少し前屈みになって胸の膨らみをカップに収めると手を後ろにまわしてホックを留める。 最初は恥ずかしさも手伝ってなかなか留められなかったが、もう何度もやっているのですっかり慣れてしまった。 俺は男子学生服の隣に架けてあったセーラー服とブラウスを取り出して着替え始める。 それにしてもブラウスってのはワイシャツとほとんど同じなのにどうしてボタンの位置が左右逆なのだ? 全くもって謎だ。 着替え終わった俺は洗面所で顔を洗い、ブラシで髪を整えてから母さんのいる台所へと向かう。 「あら、今日は女の子なの? 一週間ぶりね」 昨日まで男だった息子が女になったというのに母さんは驚きもしない。 父さんも一瞬こっちを見ただけで読みかけていた新聞をまた読み始めた。 俺は朝食を食べ終えるとカバンを持って玄関を出た。 するとちょうど隣の玄関から同じ学校に通う間島京一 まじま・きょういち が出てきたところだった。 「なんだ、今日は女の子なのか。 じゃあ今日の体育は女子と一緒にバレーボールか?」「ああ、サッカー楽しみにしてたんだがな」 などという会話を交わしながら俺たちは学校へと向かう。 家族も、そして近所の人たちも女になった俺に特に驚くことなく平然と挨拶を交わす。 ……ま、そりゃそうだろう。 こんなのは今までにもう20回以上起きているのだ。 いちいち驚いていては身がもたない。 しかし一体どうしてこうなったのだろう? 目が覚めると 作:ライターマン 俺の名は田野川真吾 たのかわ・しんご 、高校2年生だ。 勉強もスポーツも、ついでに言ってしまえば顔の出来もあまりぱっとしない俺だが、ある体質 ? のせいで今や俺はかなりの有名人だ。 事の起こりは約1年前、ある朝目が覚めてみると俺の身体は女になっていた。 今ではもう慣れてしまったがその時はすごいショックだった。 だって男がいきなり女になるなんて普通はないんだから当然だろう? パジャマの胸の部分が膨らんでいた俺は「ゆうべ読んだ本が中に入ったかな?」などと思い、取り出そうとパジャマの中に手を入れて「それ」をつかんだ。 その時の膨らみは今よりは小さかったが、それでも男には存在しない筈の物体である事は間違いない。 飛び起きて自分の身体を確認した俺は股間も変化している事を確認して呆然となった。 パニックになった俺だったが幸い悲鳴は上げなかった。 そして部屋に近づいてくる足音に慌ててベッドに潜り込んだ。 母さんは部屋のドアを開けて「早く起きないと学校に遅れるわよ」と言ったが、俺にとっては学校どころではない。 俺は身体の具合が悪いと言って学校を欠席した。 その日は1日中ベッドの中で過ごした。 どうしようかと悩んだ挙句、翌日の朝に両親に相談する事にした……が、目が覚めると俺の身体は男に戻っていた。 俺は喜んだ。 前の日の出来事は悪い夢だったと思うことにして俺はいつもの生活に戻っていった。 だが数日後の土曜日の朝、目が覚めると俺はまた女になっていた。 そして翌日の日曜日も。 ちょうど両親が遠い親戚の法事で泊りがけで出かけていたのでばれずに済んだ。 そして月曜の朝に目が覚めると男に戻っていた。 そしてその後も俺の身体は不定期に変身を繰り返した。 しばらくの間、俺はこの事実を隠す事にした。 突然女になったり男に戻ったり、こんなのがばれたら注目を集めるだろうし病院送りになるのは間違いない。 そして病院に行ったからといって治るとは思えなかったからだ。 俺は女になっている間、さらしを胸に巻いて膨らみが見えないようにし、着替えもなるべく人に見られないように注意した。 しかし結局はすぐにばれてしまった。 きっかけは体育の授業。 バスケットボールの試合をしていた俺は突然の腹痛に襲われた。 そして俺の股間から赤い液体が脚を伝って流れ落ちるのを見て俺は気絶した。 …………初潮だった。 気絶した俺はすぐに保健室に運ばれ、そこで俺の身体が女である事がばれてしまった。 そのまま大学病院へ強制入院させられ徹底した検査が行なわれた。 病院にかけつけた両親は俺の身体が女性になった事をなかなか信じられないでいた。 まあそれはそうだろう。 そして医者は俺が男だった事をなかなか信じてくれなかった。 まあ、それも当然だろう。 病院の検査の結果、俺の身体は完全に女性で子宮も卵巣も完全に機能してるとの事だった。 生理が来たので当たり前と言えば当たり前なのだが聞いた時はさすがにショックだった。 そして2日後の朝、病院のベッドの上で目が覚めた俺は男に戻っていた。 病院内の医者は全員パニックに陥った。 そりゃそうだ、前日まで「完全に女性である」と診断した人間が男になって目の前にいるのだから。 そして再度の検査、結果は「完全な男性、精巣その他の器官は全て正常に機能している」だった。 それを聞いて俺は少しホッとした。 その後しばらく入院を続けていたのだが、聞いたところによるとその間にいろんな人々が病院に訪れたらしい。 まずは政府とか市役所のお役人。 俺が男なのか女なのかはっきりしてもらいたい、ということだった。 なんでも最近は国民の情報を全てコンピュータで管理してるらしいけど性別の項目はそう簡単に変えられないように出来ていて俺のような人間がいるとシステムの改造で余計な費用がかかるらしい。 …………そんなもの俺の知った事か!! 俺だって変わりたくて変わってる訳じゃない!! 次に物理学の教授が押しかけてきたらしい。 検査で俺が男の時と女の時では10キロ以上の体重の差があるのが判明したのだが、それを問題にしてるらしい。 「質量保存則が、エネルギー保存の法則が……」と言いながら医者を相手にニュートン力学や相対性理論の講義を始め、最後はブチ切れた医者により病院の外に叩き出されたらしい。 …………まったく男が女に変わる事に比べたら質量が変わるくらいどうって事ないじゃないか。 それから男女平等を訴える団体の関係者が俺に面会を申し込んできた。 俺が男女平等の体現者ということでいろいろ話が聞きたい言っているらしいが俺は断った。 俺の変身と男女平等とがどう関係しているのかがどうしても理解できなかったからだ。 他にも複数の宗教団体が俺の事を「神の子だ」とか「いや、悪魔の使いだ」などと言ってにらみ合いをしたりとか「同性同士の結婚を容認せよ」とのプラカードを持った集団がデモ行進をしたり…… 世の中暇人が多すぎるんじゃないのか? そんなのが俺に起きている現象とどんな関係があるってんだ!? 当然のことながら病院に入院している間、俺は学校に通うことが出来なかったが、京一がノートのコピーを毎日持ってきてくれたおかげで授業には何とかついていけた。 そして約1ヵ月後、俺は退院した。 治ったからではない。 匙を投げられたのだ。 俺の症状は「突発性変異……」とかいう長い病名がつけられた。 が、他に症例がなく治療法も判らない状態ではこんな名前などに意味はない。 大学病院の中で一番まじめに俺を診てくれた先生によると、どんな最新設備で調べても原因は不明、法則性も伝染性も治療法も見つからなければ学会での発表も出来ない。 それじゃあ治療費を負担して入院させておく意味はない、と教授が判断したらしい。 なんとも身勝手な話だがこのまま病室に閉じ込められっぱなしというのはごめんこうむりたかったので俺は退院する事にした。 退院した俺はセーラー服や女性用の衣類や下着をそろえた上で再び学校に通うようになった。 学校からは男の時は詰襟の男子学生服を、女の時はセーラー服の女子学生服を着用するようにと指定されたからだ。 母さんから「服や下着に余計にお金がかかるから」と言われて小遣いを半分に減らされたが、休日に女の子でいるたびに連れ出されて服やら下着やらを買わされるのだから納得いかないものがある。 最初にセーラー服で登校した時はすごく恥ずかしかった。 自分が場違いな場所にいるようで逃げ出したい気分だった。 クラスメイトのほとんどは女の子になった俺を最初は好奇の目で見てたけど、2ヶ月を過ぎる頃には誰も何も言わなくなった。 体育の授業の着替えも、最初の頃は俺が女の時は別室で一人で着替えていたのだが、半年後には女子生徒たちの口添えもあってみんなと着替えるようになった。 だからと言って変なことをしたりとか更衣室の中の様子を男子に話したりなどはしていない。 男は男同士、女は女同士で守らないといけないルールがある。 それを守り続けていて信頼されたからこそ女子たちに受け入れてもらえたのだ。 学生証は男の時の写真と女の時の写真を2枚並べた特別製のものが発行された。 世界広しと言えどもこんな学生証を持っているのは俺ぐらいなものだろう。 ……全然嬉しくないけど。 たぶんこのままだと大学受験の受験票とか運転免許証とかもこんな感じになるんだろうけど……できればそれまでに普通の男性に戻りたいものである。 俺が女に変身するようになってから一年近く経った日。 その日も俺は女の子として登校し、いつものように授業が終わると下校するために学校を出ようとした。 「あの……田野川さん、ちょっといいですか?」 校門に向かおうとしていた俺は背後から声をかけられ、振り向くとそこには一人の男子生徒が立っていた。 「えっと、俺に何か用?」 人のあまりいない木の下で俺はそいつに訊ねてみた。 今の俺は一応 ? 女の子なんだからこんな所につれてこられるとやっぱり警戒してしまうはずなのだが、何故かこいつに対してはその必要を感じなかった。 工藤と名乗ったそいつは襟章からすると1年先輩の3年生のようだが顔立ちは俺たちと同じか逆に年下のような感じがして何となく「可愛いな」と思った。 男の筈の俺が男を可愛いと思うなんて……もしかして女の子として過ごしているうちに考え方も女の子に似てきているのか? 俺が内心で動揺していたとき、そいつは突然 「お願いしますっ、僕とつきあって下さいっ!!」 と叫んだ。 そしてその瞬間、俺の心臓はドキンと音をたて高鳴った。 「ちょ、ちょっと、付き合ってって言うけど俺は男……」 「いいえ、田野川さんは立派な女性です!! たとえ男だとしても僕は好きなんです。 だからお願いします!!」 必死な表情で俺に迫ってくる工藤。 アップになる顔に俺の心臓はバックンバックン状態だ。 パニックになった俺は思わず 「わ、判った。 い、いいよ、つきあっても」 と言ってしまった。 こうして俺と工藤はつきあい始めた。 最初は戸惑っていた俺だったが、優しく接する工藤にやがて俺は帰り道を一緒に歩いたり休みの日に会うようになっていった。 そして不思議な事に工藤とつきあい始めた頃から俺の身体は変化しなくなった。 つまり男に戻らなくなったのだ。 どうやら恋をする事で男と女の間で揺れ動いていた俺の心と身体が女の方へ大きく傾いたのではないか。 何となく俺はそう思った。 男に戻れない、このまま女として生きていく……だが、それでもいいかなと俺は思うようになっていった。 しかし……皮肉な事に俺が女として生きることを受け入れようとした頃から工藤の俺に対する思いは冷めていったようだった。 俺との会話がぎこちなくなり、一緒に帰ることも休みの日のデートも途絶えがちになり…………そしてとうとう破局の日が訪れた。 「ごめんなさい。 僕やっぱり普通の女の子の方が……」 工藤はそう言って頭を下げ、そして走り去った。 俺はしばらく呆然と立ち尽くした。 そして家に帰り着くと部屋の中で夜遅くまで泣き明かした。 そして翌日……目を覚ました俺は男に戻っていた。 元に戻った といっても女に固定される前のときどき変身する状態に……だが 俺は数日かけてなんとか男らしさを取り戻した。 それまでの俺の行動はというと……あまり聞かないで欲しい。 意外に可愛かったという意見も多かったらしいが俺としては思い出したくない。 ようやく落ち着いてくると俺は別の事を考え始めた。 工藤との事はつらい思い出だが一つの収穫があった。 女として恋をすると俺は女のままだった。 ということは逆のパターン、すなわち俺が男として恋をすれば俺は男のままとなり女に変身しなくなるのではないだろうか? ちょうどその頃、別のクラスに転校してきた女の子がいた。 高峰というその女の子は結構美少女で明るく活発そうなその姿に俺はその娘にアタックする事にした。 男に戻った日に俺は早速高峰さんに告白した。 すると高峰さんも俺のことを知っていてその場でOKをもらったのだ。 俺は有頂天になって彼女とつきあい始めた。 するとやはり俺の身体は女に変身しなくなった。 俺は普通の男としての生活を送り始め、高峰さんと何度かデートをして楽しい日々を過ごした。 しかし……高峰さんと付き合い始めて少しした頃、クラスメイトの女の子がためらいがちに教えてくれた話に俺は愕然となった。 金曜日の夜。 1台の車が人通りの少ない通りで停まり、中から高峰さんが出てきた。 彼女は車から降りる前に運転手の男とキスをして手を振りながら車から離れていった。 物陰からこの様子を見ていた俺は高峰さんの前に立つと彼女を問い詰めた。 「高峰さん。 あいつ……誰なんだ?」 一瞬驚いた表情をした高峰さんだったが、すぐにフッと笑うと。 「誰でもいいじゃない。 あなたには関係ない事よ」 と言った。 「関係ないって……俺と高峰さんは」 「恋人だとでも思ったの? 馬鹿ね、あなたが男になったり女になったりする面白そうな人だったからつきあっただけよ。 なのに全然変わらないんだからつまんなかったわ」 「このっ!!」 俺は怒りのあまり彼女を引っ叩こうとした。 ……が振り上げた手を何者かにつかまれた。 「手前ぇ、俺の彼女に何しやがる!!」 それはさっきの車の運転手だった。 そいつはそのまま右拳を振り上げると…… ゴスッ!! 頭を殴られた俺は派手に吹っ飛びそのまま気絶してしまった。 「…………ん」「気がついたか?」 身体を揺らす振動に目を覚ました俺に京一が声をかけた。 俺は京一に背負われて家へ向かってる途中だった。 「大丈夫か?」「えーっと……まだ少しクラクラする」 俺の答えに京一は「そうか」と短く言うとそのまま歩きつづけた。 どうして京一がここにいるのだろうか? 疑問に思った俺がそれを聞こうと思った時、先に京一の方が 「すまん」 と言った。 「えっ!?」 「俺、お前がただならない表情をして出かけるのを見て気になって後をつけたんだ。 そうしたらさっきの現場に出くわして……でも出ようかどうしようかと迷って結局お前が殴られるのを止められなかった。 本当にすまん」 怒りと悲しさのためかわずかに震えている京一の背中の上で俺はゆっくりと首を横に振りながら言った。 「いいんだよ。 俺の方こそすまん。 お前に心配をかけて」 しばらく黙ったまま俺を背負いながら歩き続ける京一に俺は背後から声をかけた。 「……あのさ京一」「なんだ?」 「俺って一体何なんだろうな? 女になったり男に戻ったり。 女として生きていこうと思ってもなりきれなくって結局振られたし、女は俺を変わり者としか見ていないし……」 「高峰みたいな女ばかりじゃないさ。 お前を好きになる女だってきっとどこかにいるさ」 「でも……結局俺が女になったら?」「そのときは……お前を好きになってくれる……男が……どこかにいるさ」 「本当にいるのかな? 俺を好きになってくれる人が」 「いるさ……少なくとも……ここに一人」 消え入りそうに小さな声だったが俺には京一の言葉がはっきりと聞こえた。 俺は驚いて目を見開いた。 京一は俺が女になった時もそれまでと態度を変えなかったのに…… いや、違う!! 京一は態度を変えずにいてくれたのだ!! 入院先の病院にノートのコピーを持ってきてた時も俺の身体が女になった事について何も聞かなかった。 学校に通い始め周囲の人々が好奇の目で俺を見ていた時も、そして誰も俺に興味を示さなくなってからも京一はいつも俺の側にいた。 俺が男であっても女であっても……そして俺が工藤に振られて呆然として家に帰った時も京一は俺の数歩後ろを何も言わずについていき、そして今は殴られ気絶した俺を人目も気にせずに背負って家へ送ってくれている。 京一の優しさに、そして俺の事をこんなに想ってくれている存在がすぐ近くにいた事にようやく気がつき俺の胸は熱くなった。 そのとき……熱くなった俺の胸の中で「何か」が動き始めた。 一体何が、と思った俺はそのうちに身体が変化し始めているのに気がついた。 胸板だった部分が急速に膨らみ乳房となって京一の背中に触れた。 さすがに気がついて京一は驚いて立ち止まった。 そして俺の変化は身体全体に広がっていった。 肩幅が狭くなり手足が細くなる。 腰の部分が大きく、逆にウエストの部分が細くなっていく。 首から上が少しムズムズしたかと思うと喉仏がなくなり顔の輪郭がわずかに変化した。 そして肌が白くなり股間にあったものが消失した俺は……女になった。 「真吾……お前?」 「うん、俺……女になったみたいだ」 呆然としてつぶやいた京一の背中で俺が頷きながら答えた。 「驚いたな……いつも……こんな風なのか?」 遠慮がちに尋ねた京一の質問に俺は首を横に振る。 「知らない、いつもは寝ている間に変化しているから」 「じゃあ一体どうして……」 その言葉に俺は答えなかったが……何となく理由は判った。 俺は……京一の事を………… 「真吾……その……一人で……歩けるか?」 京一が俺に尋ねた。 おそらく女になった俺の身体を背中で感じて恥ずかしくなったのだろう。 頭の方の痛みとかは無くなったので一人で歩いても大丈夫だろうと思った俺は……それでも首を横に振った。 「ごめん……悪いけどもう少しこのままでいさせて」 その言葉に京一はビクンと身体を硬直させた。 しかしやがて「判った」と短く言うと再び家に向かって歩き出した。 やがて家に辿り着くと京一は俺を下ろし少し赤い顔で「じゃあな」と言って立ち去ろうとした。 「待って!!」 俺は叫ぶと京一の首に手を回して引き寄せると京一の唇に俺の唇を重ねた。 しばらくして唇を離した俺は少しぼうっとしながら京一を見た。 京一はさっきより真っ赤になって呆然とした顔で俺を見ていた。 俺は勇気を振り絞って京一に言った。 「あの……父さんと母さん……今日は両方とも用事で……帰ってこないんだ……だから…………」 言いたいのに、言わなきゃならないのに言葉が出てこない。 そんな俺の肩を京一の手が優しく触れた。 「…………いいのか?」 京一の言葉に俺は首をゆっくりと縦に振る。 すると京一は俺を抱き寄せ、今度は京一が俺にキスをした。 俺達は靴を脱ぐと俺の部屋へと向かっていった。 そして俺は…………京一に抱かれて一つになった。 以前のように自分の身体を確認する事はもうしていない。 確認する必要がなくなったからだ。 俺はネグリジェを脱ぐとタンスの引出しを開けた。 中に入っているのはブラジャーやショーツなど女物ばかり、男物はかなり以前に処分してしまった。 下着を着けると色とりどりの洋服の隅に隠れるようにして架かっているクリーニングされたセーラー服に手を伸ばす。 昨日まで春休みだったのでこれに袖を通すのは久しぶりである。 着替えを終え朝食を済ませた俺が玄関の扉を開けるとそこには京一が立っていた。 「おはよう京一」「おはよう真吾」 いつものように交わす挨拶。 しかし俺はちょっと笑って京一に言った。 「おいおい、昨日言っただろう?」 その言葉に京一は苦笑いを浮かべた。 「すまんすまん。 じゃあ……真子 まこ ?」「うん、よろしい」 俺は微笑むと京一と一緒に学校への道を歩き始めた。 俺と京一が結ばれたあの日からずいぶんの時が経った。 俺たちは「親友」から「恋人」になったのだが、両親やクラスメイトの反応は「やっぱりね」とか「ようやくか」が大半だった。 つまり……京一の気持ちに気づいていなかったのは俺だけだったらしい。 どうにも間抜けな話である。 京一は周囲の冷やかしにもかかわらず俺を大切にしてくれた。 俺にはそれがとても嬉しかった。 そしてこれは予想どおりだったが俺は男に戻らなくなった。 夏が過ぎ、秋が去り、冬が終わり春が来ても俺は女のままだった。 3年生になるのを機に俺は戸籍の変更を申請し、昨日それが受理されたと連絡があった。 俺は真吾から真子になり、性別も男性から女性になった。 その後、俺の身体が変わる事は二度となかった。 俺と京一は同じ大学へと進学し……そして卒業とほぼ同時に結婚した。 俺と京一が結婚してから十数年の時が過ぎた。 俺達は2人の子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いていた。 まあ、子供が2人とも男の子で女の子がいないのが残念と言えば残念なのだが…… しかし最近、高校生になったばかりの長男の様子がどうもおかしいのだ。 ときどきなのだが急に口数が少なくなり、食事をそそくさと済ませてはすぐに学校へ行ったりとか部屋にこもったりしている。 そして掃除のために長男の部屋に入った俺は隠してあったいくつものさらしと布団から匂う男の子のものとは違う甘い香りに気がついた。 まさか……いやしかし…… その夜、こっそりと風呂場へと入る長男を確認すると俺はそうっと忍び足で風呂場へと近づいていった。 もし、俺が抱いた予想どうりの出来事が起きていたとしたら…… その時は……長男には悪いのだがショッピングなどに付き合ってもらい「娘を持った母親」の気分を味あわせてもらおう。 そして昔、俺の身に起きた出来事を話してあげよう。 男のままでも女になっても後悔しない人生を送ってもらいたいから…… (おわり) おことわり この物語はフィクションです。 劇中に出てくる人物、団体および病名は全て架空の物で実在の物とは何の関係もありません。 感想はまたはでお願いします。

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