ご足労いただき。 「ご足労おかけしますが」「ご足労頂き」の正しい意味と使い方【例文付き】 2ページ目

どんな場面で使うのが正解?「ご足労いただき」の意味と使い方【あらためて知りたい頻出ビジネス用語#18】

ご足労いただき

「ご足労」のそもそもの意味は? 「ご足労」という言葉の本来の意味は、目上の人に 「わざわざ来てもらう」という意味です。 「足を労する」と書くため、歩いてきたり、遠くから来たりと移動を伴うのが基本です。 本来は 自分が足を運ぶべきところを、目上の人がわざわざ出向いてくれたことに対する感謝の表現です。 似たような表現に「ご苦労様」というものがありますが、「ご足労様」という表現はしません。 できなくはありませんが、偉そうな態度だと思われるため使わないように気を付けてください。 また、「弊社のためにご足労くださいましてありがとうございます」というように、広い使い方では相手の行動全般に対して感謝やねぎらいの意をもった敬意表現として使われることもあります。 「ご足労」はタイミングによって使い方が変わる 「ご足労」の基本的な使い方は2通りあります。 それが、 「ご足労おかけしますが」「ご足労おかけしまして」の2つです。 これは読んですぐにわかると思いますが、タイミングが違います。 「ご足労おかけしますが」というのは、未来に生じるご足労に敬意や感謝を示したものです。 「ご足労おかけしまして」というのは、すでに「ご足労」を「してもらった」場合に使います。 「ご足労いただきますが」「ご足労をお願いしますが」も未来表現であり、「ご足労いただきまして」はすでに完了した過去の表現となります。 改めて聞いてみると当然のことではあるのですが、いざ使うシーンになると、「ご足労をおかけしまして申し訳ないのですが、今度サンプルを持ってきていただいてよろしいでしょうか?」「ご足労おかけしますが、さあご着席になってください」というような誤用も多く見られるので注意しましょう。 「ご足労」は相手に強要できない言葉 就活生にありがちな間違いとして、「ご足労をお願いします」という表現を見ることがあります。 ご足労というのは、先述の通り「自分が行くべきところをわざわざ来てもらう(ことへの感謝)」という意味を持っています。 そのため、積極的に相手が自分のところに来るように促すのは矛盾した使い方となります。 「来る」の敬語表現とは少しニュアンスが違いますので注意してください。 「ご足労、お待ちしております」「ご足労、よろしくお願いします」というような使い方も、相手の「ご足労」を促す表現になりますのでよくありません。 この場合は 「ご足労をおかけいたしますが、よろしくお願いします」という使い方が正解となります。 また、相手が行くとも言ってないうちから「ご足労をおかけしますが」と言うのは押しつけがましく印象が悪くなるため注意してください。 「ご足労」の使用にふさわしいシーン では、「ご足労」はどういったシーンで使われるのでしょうか。 例文を通して確認してみましょう。 感謝の例文 お世話になっております。 先日は雨の中、弊社までご足労いただきましてありがとうございました。 スタッフ一同、士気も高まり、今後に向けて意欲的にプロジェクトに取り組めそうです。 4 クッション言葉としての「ご足労」 「クッション言葉」というのは、言いにくい内容をやや柔らかく聞こえるようにするために入れる言葉のことを言います。 「あれを取ってください」よりも「お手数ですが、あれを取ってください」の「お手数ですが」のようなものを言います。 「 ご足労ではございますが、一度弊社までお越しいただいてよろしいでしょうか?」 上記のような形で、外部の人に連絡をする場合などに使います。 一言加えるだけで印象が丁寧になることがわかると思います。 中には「ご足労」がふさわしくない場面もある 様々なシーンで活躍する「ご足労」の敬語ですが、「ご足労」がふさわしくない場合もいくつかありますので覚えておきましょう。 1 自社の上司や先輩に対しての「ご足労」• 「部長、ご足労いただきありがとうございます」• 「先輩にご足労いただけて助かりました」 これは使えなくはありませんが、注意が必要な使い方です。 ご足労には「わざわざ」というニュアンスがありますから、あまりにも「ご足労」という表現が大げさに感じる距離やシチュエーションの場合には使えません。 そのため、自社内で部長のデスクから自分のデスクまで書類を持ってきたような場合に「ご足労」を使うのはふさわしくありません。 社内の身内に関しては、たとえ目上の人だとしても 「当然そうするべき範囲」「たいした距離ではない移動」であれば使わないようにしましょう。 逆に、普段一緒に仕事をすることがない他部署の役職者などが、打ち合わせのためなどに、わざわざ出向いてきた場合には「ご足労」を使うのが正しい対応となります。 2 立場上、不自然なケースの「ご足労」 企業の人事担当者などが就職活動の応募で集まった学生たちに対して「本日はご足労いただきましてありがとうございます」という言い方をするのも不自然な表現にあたります。 「当然行くべき立場」ですし、社会人の先輩と学生という立場の違いを考慮しても敬意表現をするのは不自然にあたります。 この場合は 「本日はお集まりいただきましてありがとうございます」くらいが適当です。 中途の求人広告などでは「ご足労ですが弊社オフィスにて面接を行います」というような表現がある場合もありますが、新卒採用ではあまり見られません。 「ご足労いただきありがとうございます」と自分が言われた時はどう返す? 自分が取引先などを訪問した際や後日になってから「ご足労いただきありがとうございます」と言われる場合もあります。 特別なことではなく、社会人の仕事の中で当然のことをしたまでであっても、返事に困ってしまわないよう、以下のような返し方も覚えておくと便利です。 「いえいえ、こちらこそ貴重なお時間をありがとうございます」• 「こちらこそ、その節は大変お世話になりました」 こういったシチュエーションでは、 相手が時間を出してくれたことや応対してくれたことに対して感謝の意を示すのがマナーです。 「それほどでもありません」という返し方もできそうですが、これは謙遜しているようで、相手がせっかくねぎらってくれたことを受け取らないマナー違反の返事のため、うっかり口にしないよう注意してください。 「ご足労」の敬語を正しくやりとりできてこそ一人前のビジネスパーソン 「ご足労」というフレーズは使いどころがほぼ限られているため、それほど難しい表現ではありません。 しかし、だからこそ失敗した時には目立つものです。 きちんと本来の意味を理解しておけば自然と間違った使い方は減るでしょう。 ビジネスシーンでは互いの行き来によって仕事が進んでいきます。 「ご足労」を使うシーンというのは非常に多いもので、自分がそのように言ってもらえるシーンも少なくありません。 適切に返せるように返し方についても確認しましょう。 この「ご足労」を使ったやり取りが正しくできてこそ、一人前のビジネスパーソンです。 ぜひ正しい用法をマスターして活用してください。

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ご足労・お運び /文例・敬語の使い方・意味

ご足労いただき

Topics• 「ご足労」とは何か?「ご足労」の読み方、意味、使い方 「ご足労」は、「ごそくろう」と読みます。 謙譲語の接頭語「御(ご)」が、「足を運ばせること」という意味の「足労」についた形で、「わざわざ来てもらう」という意味の敬語表現です。 よって、自分の会社に取引先をお呼びすることになった際に、「ご足労おかけしますが、よろしくお願いいたします。 」と、お詫びをするために使ったり、来ていただいた後に「ご足労いただきありがとうございました。 」とお礼をするために使うことができます。 直接お会いして使うこともありますが、ビジネスメールで使うことの方が多い表現ですね。 ちなみに、ビジネスメールで使用する際は、「御足労」と漢字にしても大丈夫です。 「ご足労おかけしますが」の意味と使い方 会議のために自分の会社に取引先の方がいらっしゃる場合があります。 お電話やメールで日程のご連絡等の打ち合わせをする際に、「では明日、お待ちしております。 」では少しそっけないですよね。 こちらが足を運ぶこともできるのに、わざわざこちらにお越しいただけることに敬意を表し、「ご足労おかけしますが、明日はよろしくお願いいたします。 」と伝える方が、相手に好印象を与え、この先の仕事がやりやすくなります。 「ご足労おかけしますが」のように、一言付け加えると印象がアップする言葉を「クッション言葉」と言います。 例を挙げると、「お手数ですが、こちらに記入していただけますか」等が同じクッション言葉を使った表現です。 「お手数ですが」がある場合とない場合では、ある場合の方が優しく聞こえますよね。 クッション言葉をうまく使っていくことで、「気遣えるビジネスマンの自分」を演出しましょう。 「ご足労いただき」の意味と使い方 実際に会議等で自分の会社に取引先の方がいらっしゃった時、まず「来ていただいてありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えたいですよね。 そこで使いたいのが、「ご足労いただきありがとうございます」という言い回しです。 「(こちらから出向いて行くこともできたのに)わざわざ来ていただいてありがとうございます。 」という意味があり、「来てくださってありがとうございます」と言うよりビジネスマンらしい敬語表現です。 「足元の悪いなか、ご足労いただきありがとうございます。 」「本日は弊社のためにご足労いただき、誠に感謝しております」のように使います。 「ご足労いただき」の後には感謝の言葉が入ることが多いですが、稀に謝罪の言葉としても使います。 来てもらったのに急用で対応ができなかった、という場合等は、「ご足労いただいたにも関わらず、お話できず申し訳ございません。 」というように言うことができます。 「ご足労おかけしますが」を使うのは、来ていただく前ですが、「ご足労いただき」を使うのは来ていただいた後です。 「明日、本社までご足労いただけますか?」というような言い方はしませんので気を付けましょう。 「ご足労」の類義語について 「ご足労」の類義語は以下の通りです。 時と場合に応じて言い換えて使いましょう。 お手数 何かするためにかかる手段(労力)のことを「手数(てかず・てすう)」と言います。 誰かに何かをしてもらう際、してもらった際に使える言葉が「お手数おかけします(しました)」です。 「ご足労」との違いは、「来てもらう」という意味に限定されていないことです。 「お手数」のほうが労力のかかること全般を包括した言い方ですので万能と言えます。 「お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします」、「この度はお手数おかけしました」等の使い方をします。 使いやすい言葉なので、咄嗟に口から出るように訓練しておくといいですね。 ご迷惑 もうひとつ「ご足労」の類語に「ご迷惑」があります。 「迷惑」の意味は「人が原因で起こる煩わしく、嫌なこと」ですので、「ご迷惑をおかけします」という言い方は、「煩わしいことを頼んですいません」という謝罪の気持ちが入った表現です。 「ご足労」との違いは、「来てもらう」という意味に限定されないが、「面倒なこと」に限って使われる言葉であるというところです。 例えば、外出先に忘れ物をした場合、「ご迷惑をおかけしますが、明日まで保管いただけますでしょうか」と伝えたり、こちらのミスに対応していただいた時に「ご迷惑をおかけしました。 」と謝罪する際に使います。 【スポンサードリンク】 「ご足労」を使った言葉は目上の人にも使える? 「ご足労」は取引先だけでなく、上司に対しても使われる言葉です。 例えば自分が主催したイベントに出席いただいた時や、会議に出席いただいた時に「本日はご足労いただきありがとうございます。 」のように使い、出席いただいたことへの感謝を伝えることができます。 注意点としては、「取引先の前で上司に対して使わない」ことです。 当たり前のことですが、取引先に対して自分の会社の上司を「〇〇部長」ではなく「部長の〇〇」と言うように、取引先の方がいらっしゃる場合は、そちらを立てるのが筋です。 上司にも同じように「ご足労いただきありがとうございます」と言ってしまえば、取引先と上司を並び立ててしまうため、顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまう可能性があります。 使い方には、十分に気を付けましょう。 「ご足労」を使った英語表現 日本語では、お礼を伝える時に「すみません」などの謝る表現を使いますが、英語では、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。 Thank you for coming today. 本日は、ご足労いただきまして、ありがとうございます。 少しカジュアルな言い方ですが、Thank youでも十分気持ちが伝わります。• Thank you for coming all the way today. 本日は、遠方からわざわざご足労いただきまして、ありがとうございます。 近隣ではなく、わざわざ遠方から来てくれたことへのねぎらいを表現したい場合、「all the way」という副詞表現を使います。• I appreciate your visiting today. 本日は、ご足労いただきまして、感謝申し上げます。 動詞「thank」を「appreciate」に換えると、フォーマルな表現になります。• I deeply appreciate for taking the trouble to visit us today. 本日は、わざわざご足労いただきまして、心から感謝申し上げます。 「sincerely」や「deeply」などを使うとより感謝の気持ちを伝えることができます。 まとめ 今回は「ご足労」について、意味や使い方をご紹介いたしました。 いかがでしたでしょうか。 「ご足労おかけしますが」のようなクッション言葉は、知っておくと得をする、あなたのビジネスマンとしてのレベルを上げてくれる言葉ですので、色々な種類を覚えて積極的に使いましょう。

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「ご足労」の意味と使い方|ビジネスシーンではどう使うべきか?

ご足労いただき

「ご足労いただき」 「ご足労いただき」という表現は、基本的に自分より年配の人に対して使う言葉です。 謙譲語に当たる表現で、相手に対して敬語として使います。 場合によっては同年代の人に対しても使えますが、その場合は冠婚葬祭などの特別な場合に限られます。 「ご足労いただき」の意味 「ご足労いただき」とは、 「わざわざお越しいただきまして」という意味になる言葉です。 自分より目上の人に使うことがほとんどになる言葉なので、そのような人に出向いてもらったことに対する感謝の意も同時に示していると言えるでしょう。 使う場面によっては、 「ようこそいらっしゃいました」という多少和らいだ意味にもなり、どちらとして使っているかは使うシチュエーションと相手で区別できます。 「ご足労いただき」の類語と解釈 「ご足労いただき」を別の言葉で言い換えるとすると、 「お呼び立てしまして」が一番近い表現になります。 ただし、こちらの場合は 「ご足労いただき」を年配の人以外に使う場合の言い換えにはならないので注意してください。 この言葉は、 「わざわざお越しいただきまして」の代わりに使える表現だと覚えておけば問題ないでしょう。 「ご足労いただき」の言葉の使い方 この 「ご足労いただき」は、年配の人に出向いてもらった時、または冠婚葬祭などの特別な時に来場者に対して使う言葉です。 前者が本来の使い方だとも言えますが、後者でも 「ようこそいらっしゃいました」という解釈で受け取ってもらえる為、そのような使われ方もよく耳にします。 「ご足労いただき」を使った例文・短文と解釈 「ご足労いただき」をつかった例文です。 上で説明している2つの使い方のケースについて、両方の例を挙げていきます。 「ご足労いただき」の例文1 「本日はわざわざご足労いただき、ありがとうございます」 相手が年配の人の場合、もしくは冠婚葬祭の時にもこの表現で構いません。 それぞれ意図する意味は多少異なりますが、どちらの場合でも相手に対し、丁寧に感謝の意を表現しています。 特に冠婚葬祭においては、来場者全てに対し、このような表現を使うのが礼儀です。 「ご足労いただき」の例文2 「この雨の中をご足労いただきましたが、今日のイベントは中止となりました」 何かのイベント会場で、雨で中止になったことを来場者に対して伝えている例になります。 冠婚葬祭の場合と同様に、このような場面でも使える言葉です。 このように、多数の来場者がある施設で 「ようこそいらっしゃいました」という意を伝えたい時にも使える言葉だと覚えておきましょう。 「ご足労いただき」の例文3 「ご足労いただくには及びません」 自分より年配の人に対して、来てもらう必要はないということを言いたい時に使う表現です。 「〜いただく」と変化させていますが、他にも 「〜いただかないと」と使うこともでき、 「来てもらわないと始まらない」と言いたい時にはそのような表現がいいでしょう。 「ご足労いただき」の例文4 「こんな遠くまであの人にご足労いただくのは忍びないので、招待リストから外しておいた」 年配の人に遠くまで来てもらうのは悪いので、招待しないことにしたと決めたと言っている例文です。 このような言わば 「独り言」であれば、 「ご足労させるのも」使っても問題ありません。 ただし、人の前ではこのような言い方はしない方がいいでしょう。 「ご足労いただき」の例文5 「ご足労いただいたところで、特にメリットはないだろう」 その人に来てもらっても仕方がないと言っています。 文章の前半こそ丁寧な表現ですが、その全ての打ち消すかような後半部分と繋げて使っている例でもあります。 「〜いただいた」と使っていますが、このような変化をさせて使っても問題ありません。 尚、 「〜ください」と使えば、 「是非とも来ていただきたい」という意味として使える言葉です。

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